レヴァンテGTS──洋上で日本初披露された高級SUV

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2018/9/9 05:58

新型『レヴァンテ GTS』は旗艦モデルと同じフェラーリ製V8エンジンを搭載


『レヴァンテ GTS』は『レヴァンテ トロフェオ』の弟分とアナウンスされている。それは『レヴァンテ トロフェオ』と同じく、フェラーリのマラネロ工場で組み立てられる3.8L V8ツインターボガソリンエンジンを搭載しているからだ。

このエンジンは、マセラティのフラッグシップモデル『クアトロポルテ GTS』に搭載されるV8ユニットがベースで、90度のバンク角をもつ基本レイアウトを維持している。このエンジンを、『レヴァンテ』の「Q4インテリジェントオールホイールシステム」(走行状況によってトルクを前後輪に0-100%の割合で配分するシステム)に対応するためにリチューンした。

最高出力は550ps/6250rpm、最大トルクは730Nm/2500~5000rpm。トランスミッションはスポーティなZF 8速オートマチックを組み合わせ、0-100km/hの加速は4.2秒、最高速度は292km/hに達する。

この数値は、『レヴァンテ トロフェオ』の最高出力590ps/6250rpm、最大トルク730Nm/2250rpm、最高速度300km/hオーバー、0-100km/h加速3.9秒には及ばない。とはいえ、『レヴァンテS』の最高出力430ps、最高速度264km/h 、0-100km/h加速5.2秒を凌駕するスーパーSUVであることは間違いない。

高い走行性能とエレガントを体現した美しい内外装が『レヴァンテGTS』の本質


そもそも、『レヴァンテ トロフェオ』はパフォーマンスを追求したモデルだが、『レヴァンテ GTS』はスポーティなエレガントさを特徴としている。つまりは、高い走行性能と美しい内外装の両立こそ、このクルマの本質なのだ。

スポーティな走行性能は剛性が高く低重心のシャーシが支える。もちろん、前後の重量バランスはほかのマセラティモデルと同様に50:50だ。このボディによって、V8ツインターボの強力なパワーを完全にコントロールしながら、爽快なドライビングプレジャーを実現した。

加えてグランドツアラーに欠かせない長距離走行時の快適性やアクティブセーフティにもこだわっている。ESP(エレクトロニックスタビリティプログラム)には、ボッシュと共同開発したIVC(車両統合制御システム)を採用。IVCは、ドライバーの操作ミスを修正するだけではなく、車両のコントロール性の維持に貢献し、より積極的な安全性と高い走行性を両立させるという。

フルプレミアム レザーを標準装備した『レヴァンテGTS』の贅沢なキャビン


エクステリアは基本的に『レヴァンテ トロフェオ』を踏襲しているが、フロントフェイス下部とリヤバンパーデザインを見直すことで、よりスポーティさとエレガンスが際立っている。

インテリアはラグジュアリーなキャビンを印象づけるために、フルプレミアム レザーを標準装備。スポーツペダルや14スピーカー仕様のハーマンカードンオーディオシステムも採用している。また、インターフェイスもレベルアップしており、室温コントロールのボタン類は自然に操作ができるように改良が施された。

『レヴァンテGTS』の日本初披露は、なんと太平洋を航海中の大型客船上!


日本導入はアナウンスされていないが、すでに日本向けの発表会は実施され、お披露目は終了している。その場所は、なんと太平洋上。イタリア最大級の船会社、MSCクルーズの『MSC スプレンディダ』の船内で行われた。ネプチューンの持つ三叉の銛「トライデント」をモチーフにしたエンブレムが有名なマセラティにとっては、ぴったりの場所かもしれない。

『レヴァンテ GTS』は2016年夏に開発がスタートし、イタリア、トリノにあるミラフィオーリ工場で2018年5月から生産が開始されている。日本へのデリバリーも間近だろう。

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