大地震、台風…。防災への意識は地域・世代でこんなに違った!

日刊Sumai

2018/9/8 21:30

先日、9月4日に超大型の台風21号が西日本に上陸し、関西で甚大な被害を出しました。
その翌日5日の深夜、北海道で震度7の大地震が発生し、多数の行方不明者を出しています。
今年は6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨など多くの自然災害が発生し、皆さんの中にも地震や台風、豪雨などの自然災害は、“想定外のこと”が起こると覚悟し、これらへの備えはアップデートしていくことが必要だと思っている人もたくさんいるかと思います。
ところで、防災に対する意識や対策は、地域や世代によって”差”があることはご存じでしょうか?
今回は、そんな「防災意識や対策」についてのお話です。
最も身近な脅威1位はやはり「地震」
「株式会社プラネット」が実施した、防災対策をテーマにした意識調査によると、”最も身近で備えが必要だと思う災害”の第1位はやはり「地震」が76.7%
アンケート
地震大国と呼ばれる日本、備えを必要と感じている人は4人に3人以上という結果です。
地震
一本木 / PIXTA(ピクスタ)
次いで、2位「台風」11.9%、3位「豪雨・洪水」4.6%、4位「豪雪」1.6%、5位「津波」1.4%、6位「土砂災害」0.9%と続きました。
台風
Graphs / PIXTA(ピクスタ)

地震、豪雨、豪雪…。備えが必要と感じる災害には地域差が!
アンケート
このアンケートをエリア別に見てみると、「地震」を身近な脅威とする意識が最も高かったのは、「関東」の86.6%次いで「近畿」の76.9%、「東海」75.6%の順となりました。
大地震
hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)
30年以上の発生確率が70%以上と言われている南海トラフ地震や、首都直下地震への懸念、また、今年6月に発生した大阪府北部地震などに関連するエリアが上位に挙がっています。
一方、地震を脅威と感じる割合が最も低かったのは「九州・沖縄」の41.6%。九州地方は2016年に熊本地震で甚大な被害を受けていますが、台風や豪雨などの災害も多く、また「沖縄」も含まれるため、このような結果となったようです。

「中国地方」は、「豪雨・洪水」が全エリア中で最も高く、8.8%
洪水
gengorou_h / PIXTA(ピクスタ)
中国地方は特に、今年7月の西日本豪雨災害の被害が大きく、土砂災害や河川の氾濫時に対する対策強化も急務であると痛感させられました。
「豪雪」に関しては「北陸」18.2%、「東北」10.8%、「北海道」10.6%、「甲信越」4.8%であり、その他のエリアは0%~1%台と低く、限定的なものであることが分かります。
豪雪
Anesthesia / PIXTA(ピクスタ)

防災グッズを備蓄している人は5割以下!若年層ほど備蓄していない
災害時に備えて、自宅で防災用品や生活必需品を備蓄している人の割合はどのくらいなのでしょうか?
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「備蓄していない」52.4%、「備蓄している」47.6%という結果でした。
防災グッズ
@yume / PIXTA(ピクスタ)
「備蓄している」人は半数に満たない結果となり、2016年に実施したアンケートと比較するとわずか2.6%しか増加していないようです。
アンケート
また、災害時用に備蓄しているものを年代別にみてみると、若年層と中高齢層での数値の開きが大きい防災用品が目立ちます。
例えば「ランタン・懐中電灯・ローソク」は、最も数値が高かったのが70代以上男性の81.9%であるのに対し、最も低い30代男性の41.2%とは40.7もの差がありました。
懐中電灯 ローソク
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”年の功”なのでしょうか、災害に遭っていなくとも、災害を見聞きしている中高齢層は、防災や備蓄への意識が高く、「ラジオ」「軍手」などを備えている割合が、若年層より高くなっています。
ラジオ 軍手
みつき / PIXTA(ピクスタ)
ラジオ、軍手、ランタンなど日常生活であまり馴染みのない若年層は災害時に使うシーンが想像しにくいとも考えられ、防災備蓄は世代格差が広がっている実態が明らかとなりました。
ランタン
demeter / PIXTA(ピクスタ)

災害時の安否確認「LINE」が第3位に!
災害時の安否確認の手段としてのアンケートを見てみると、1位は「携帯電話の通話」72.9%、2位「メール」45.3%、3位「LINE」29.0%という結果になりました。
アンケート
筆者は広島県在住であり、今年7月の西日本豪雨災害の時は、専らLINEを利用しての安否確認をしていました。
SNS
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
手軽で、一度に多くの人に連絡できることからメリットも多かったのですが、逆にデマが流れるとその拡散をストップすることは非常に難しい、と痛感させられました。
また、どの道路が寸断されているのか、避難所の情報などを調べる際は、市役所が発信する情報よりも「Twitter」などのSNSの方がスピード感があり、うまく活用すれば命を救うこともできると感じました。
しかしSNSやLINEなどはスマートフォンを日常的に扱う世代に限定されます。
これら通信手段の違いは情報格差として今後対策していかなければなりません。

いかがでしたか?
世代によって、防災への備え・意識・対策は違います。
備蓄、情報力など”自分にとって足りない備え”は何か考え、今できることを準備されてみてはいかがでしょうか?

【参考】
※ <防災対策に関する意識調査>災害が起きたら…女性は3割がトイレ、1割がペットを心配

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