家の中で母親が自殺 3歳女児、食パンで飢えをしのぐ(英)

周りには言えないほどの深い悩みを抱えていたのだろうか。英ウェールズで、4月に自宅で遺体となって発見された2児の母親の死因審問がこのほど行われた。母親の死後、3歳になる娘は自宅で飢えをしのぐために食パンをかじっていたという。『Metro』などが伝えている。

ウェールズ南部ポート・タルボット在住のシングルマザー、エイミー・ルイーズ・エヴァンズさん(28歳)は今年4月7日、寝室で首を吊り、遺体となって警察に発見された。

当時、エイミーさんの息子はブリジェンドに住む父親のところに滞在していたが、3歳になる娘はエイミーさんの死後も自宅におり、母親の遺体が発見されるまでの3~4日間、飢えをしのぐために食パンとバターを食べていたようだ。発見した警察官は、女児の身なりがみすぼらしくなっていることから健康状態を考慮して、小児科医の検査を受けさせるために病院へと運んだ。

今回の死因審問では、エイミーさんの遺体に疑わしい点がなく、首を吊ったことによる自殺と断定された。検死結果では、エイミーさんは自殺する前に飲酒していたことが明らかになっている。エイミーさんは泥酔するほどではなかったようだが、ほぼ毎晩のようにアルコールを口にしていたようだ。

エイミーさんの母ジュリーさんは、4月3日にエイミーさんと会ったのが最後だったことを明かした。翌4日にジュリーさんは、エイミーさんから「死にたいから娘を迎えに来てほしい」というメッセージを受け取り、「バカなことを言うんじゃないの。何があったの」と尋ねるメッセージを送っていた。しかしその後、数日間にわたりジュリーさんが連絡を試みるも返信がなく、エイミーさん宅を訪ねても応答はなかった。

死因審問で、エイミーさんは過去の交際相手からDV被害を受けていたことや、交際したり別れたりと繰り返していた男性のFacebookアカウントをチェックしていたことなども明らかになった。ジュリーさんが「娘はハッピーで外向的な性格で、鬱の兆候もなかった」と話すように、エイミーさんは精神疾患歴がなかった。「子供たちをちゃんと育ててきた」というジュリーさんだが、母親として娘をこのような形で失った悲しみは計り知れない。また、エイミーさんの突然の死に大きなショックを受けた友人らも「信じられない」「悩みがあったのなら打ち明けてくれれば良かったのに」と悲しみを露わにしている。

エイミーさんは、2人の子供を残して命を絶たなければならないほどの深い悩みを抱えていたのだろうか。今となっては、その答えも永久に出ることはない。このニュースを知った人からは、「悲しい。何があったんだろう。辛いニュースだな」「数日間、母親の遺体と過ごしていた幼い女児の気持ちを思うと心が折れる」「うわべは幸せそうでも、心に何らかの闇を抱えていたのかもしれないな…」「この母親を誰も救えなかったのが悲しい」「ひとりで苦しまずに、誰かに打ち明けることが大切だとこのニュースを読んで感じてくれる人が増えてほしい」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年9月5日付「Girl, 3, survived on bread and butter for four days after mum killed herself」(Picture: Media Wales)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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