“和製横綱”稀勢の里・運命の15日間が9日開幕 8カ月ぶりの土俵で完全復活なるか

AbemaTIMES

2018/9/8 11:00


 横綱としては史上ワーストとなる8場所連続休場中の稀勢の里が、秋場所の出場を表明した。次に出場する場所で進退を懸けることを明言しているだけに、もはや途中休場はなく退路を断ち切って土俵に臨む。

 長かった夏巡業は初日からフル参戦。当初は幕内下位力士を相手に稽古を重ね、終盤は前場所優勝の関脇御嶽海との三番稽古で圧勝するなど、順調な仕上がりで巡業を終えた。場所前の横審稽古総見では横綱鶴竜や栃ノ心、豪栄道の2大関と計8番を取って4勝4敗。勝敗以上に、豪栄道とは張り手を交えた激しい突っ張り合いになるなど、気迫を前面に出した力強い相撲ぶりが目を引いた。

「(熱くなるのは)あまりよくないんだけどね」と言いつつも、笑みもこぼれたその表情からは稽古の充実ぶりがうかがえた。その後は出稽古に出向き、玉鷲や阿武咲といった押し相撲の実力者を圧倒したが、今月4日に行われた二所一門の連合稽古では豪栄道に終始、劣勢の内容だった。

“和製横綱”の復活はなるのか。豪栄道との稽古を視察した相撲解説者で元横綱の北の富士勝昭氏は「悪いものを見ちゃった」と不安視する一方で、稀勢の里とは同じ二所一門の尾車親方(元大関琴風)は「悪くはない。乗り越えてくれると信じている」と一定の評価を示した。

稀勢の里が本場所の土俵に上がるのは今年初場所5日目以来となり、約8カ月のブランクがある。年6場所制以降、横綱が3場所以上連続の全休明けで出場したのは過去8例。そのうち2例が序盤で途中休場、残りの6例が2けた勝ち星を挙げ、大鵬、北勝海は劇的な復活優勝を遂げている。

「しっかり準備できた」と相撲人生最大の試練に立つ横綱は、調整ぶりに自信を深める。最大のヤマ場は序盤戦。初日は過去15勝1敗と合い口のいい勢、2日目は小結貴景勝との対戦が組まれた。日本中が固唾を飲んで注目する、稀勢の里にとって運命の15日間が間もなく始まろうとしている。

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