結婚写真館のカメラマンが盗撮 雇い続ける写真館に非難殺到(台湾)

今年7月に台湾で、女性の人気ブロガー9人をウェディングフォト撮影体験に招待した結婚写真館のカメラマンの男(35歳)が、盗撮容疑で訴えられていたことがわかった。盗撮発覚時、カメラマンは「妻には知られたくない」と懇願し、写真館側も適切な処置を取るとしたため、被害女性らは穏便に済ませることにした。しかし9月になっても写真館は引き続き男を働かせており、被害者の一人である写真館スタッフの女性が解雇されたことを知った女性ブロガーが同店のフェイスブックで公表し、事件が明るみに出た。『蘋果日報』など複数のメディアが伝えている。

盗撮が行われたのは7月中旬。新北市永和区にある結婚写真館がウェディング写真撮影を体験してもらうため、3泊4日の日程で台湾の離島、澎湖へ9人の女性ブロガーを招待した。写真館からはスタッフ及び関係者ら8人が同行し、全員が同じ民宿に宿泊していた。カメラマンの男は、撮影最終日に民宿のシャワールームで盗撮行為に及んだという。

盗撮に気付いたのは、女性ブロガーの一人。2つあるシャワールームはすりガラス一枚で隔てられており、隣に人影が見え、数回にわたってガラスの上に手が見えたため盗撮されているのではないかと思ったという。女性ブロガーは大声を出して別の女性をシャワールームに呼び、人物を確認してもらったところ、隣から出てきたのはカメラマンの男だった。しかし決定的な証拠がないため、その場での追及はしなかったそうだ。

その後、女性は自身の恋人や同行したブロガーの女性らと相談し、台北に帰る前に空港でカメラマンに詰め寄った。当初カメラマンは犯行を否認していたが、写真館のスタイリストやヘアメイクスタッフが、カメラに写り込んだ黒いサンダルが間違いなくこの男の物だと主張したため、隠しきれなくなり盗撮を認めたという。女性らは台北に着くとすぐに空港警察署へ通報した。

警察の調べでは、男が盗撮に使った小型カメラのメモリーカードには女性ブロガーの盗撮画像や映像は見当たらず、男が削除した可能性もあるとみている。

この男は7月初めにも写真館内のトイレで女性スタッフを盗撮していたが、和解していたという。さらに4年前には勤務先のカフェのトイレにピンホールカメラを設置し盗撮したことで訴えられていたが、和解し不起訴処分になっていた。

結婚写真館では形式上、男を解雇したものの、フリーカメラマンの扱いで案件ごとに雇い、仕事量も増やしている。これについて写真館の責任者は、「(男は)賠償金の支払いのためには働く必要がある。賠償金が支払えるよう手伝っているので、うちも被害者のようなものだ。そもそも訴えるのは賠償金目当てだろう」などと発言しており、懲りずに盗撮を続けたカメラマンだけでなく、写真館にも非難の声が集まっている。

画像は『蘋果日報 2018年9月5日付「偷拍色影師首露面道歉 稱未拍到部落客卻被打臉」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

あなたにおすすめ