妊娠中のカフェイン摂取が、子どもの肥満リスクを高める!?

mamaPRESS

2018/9/3 19:00

妊娠中はカフェイン摂取を控えたほうがいいって、よく聞きますよね。

妊娠中のカフェインを摂取が胎児に与える影響にはさまざまなことがいわれていますが、今年新たに、“妊娠中の大量のカフェイン摂取が、子どもの乳幼児期の過剰成長や子ども時代の肥満と関係している”という、気になる研究結果が発表されました。

乳幼児期の過剰成長や肥満のリスクが高まる!?


妊娠中のカフェイン摂取による子どもへの影響について調査を行ったのは、ノルウェー公衆衛生研究所。ノルウェーの女性5万人を対象に、妊娠中のカフェイン摂取量(自己申告)と生まれた子どもの生後6ヶ月から8歳までの成長パターンを比較しました。

するとカフェイン摂取量が“非常に多い”と回答した女性の子どもは、摂取量の少ない女性の子どもに比べて、1歳までの間に成長過剰になるリスクが66%高くなったのだそう。

また、妊娠中のカフェイン摂取量が“平均的~多い”だった場合には、子どもが3~5歳の時点で“太りすぎ”になるリスクが非常に高まることも判明しました。

流産や死産にも影響あり!?


そもそも妊婦がカフェインを控えたほうが良いとされるのは、妊娠中はカフェインの分解・排泄に時間がかかり、体に長く残りやすいといわれているため。

カフェインは胎盤を通して胎児にも移行しますが、胎児は肝臓機能が未熟なため、排泄できずに体内にカフェインがとどまります。

もともと胎児への影響には発育の遅れや低体重リスクなどの影響が報告されていますが、中には、流産や死産のリスクが高まるという報告も。

また、カフェインは母乳を通して赤ちゃんにも移行するので、授乳時期にカフェインを大量に摂取すると、赤ちゃんがイライラしたり乳幼児突然死症候群の発症率が増加するともいわれています。

妊娠中もほどほどならOK!


とはいえ、まったくカフェインを摂らないというのは、コーヒー・紅茶好きのママにとってはちょっとツラいですよね。

しかし報告されている影響はいずれも、カフェインを“過剰に”摂取した場合のことなので、摂取量の目安を守ってほどほどを心がければ、妊娠中もコーヒーや紅茶を楽しめます。

妊娠中のカフェイン摂取量の1日の目安として、WHO(世界保健機関)は300mg、北欧やアメリカでは200mgとしています。

例えばコーヒーは1杯につき100~150mg(インスタントコーヒーは90mg)のカフェイン含有量なので、1日1~2杯程度。紅茶は1杯につき75mg(インスタントは30mg)なので、1日2~3杯程度ということになります。

それでも心配という場合には、カフェインを含まない“デカフェ”タイプを選ぶと安心です。

妊娠中のカフェイン摂取については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

妊娠中のカフェイン摂取は“ほどほどに”がポイント。カフェインが必ずしも赤ちゃんに悪影響を与えるとは言い切れませんが、多量に摂取することは控えたほうが良さそうです。

妊娠中のママは、あまり神経質にならない程度に、カフェインと上手につきあってみてくださいね。

PHOTO/portumen/shutterstock

参照/

CNN.co.jp「妊婦のカフェイン過剰摂取、子どもの体重増加リスクと関係か」

堀産婦人科「妊娠中のカフェイン摂取」

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