【RUSH BALL 2018 クイックレポ】ロックフェスのCreepy Nuts・イズ・グレート! 痛快な独壇場で2日目を締めくくる

SPICE

2018/8/26 22:52

RUSH BALL 2018【ATMC】 Creepy Nuts


ATMCのバックヤードで、大トリを飾ったDragon Ashのステージをじーっと眺める男2人がいた。そんな彼らをよそに花火が華々しく上がり、これにて2日目の『RUSH BALL』も無事閉幕。……ではなく、ここからが“1MC1DJのHIP HOPユニット・Creepy Nutsの出番だ。 あの花火はフィナーレを告げる合図ではなく、これから繰り広げられる独壇場の狼煙。主役を食っちまう勢いで、「助演男優賞」からフルスロットルでライブを仕掛けていく。続けざまに「ぬえの鳴く夜は」が披露されると、みるみるうちに人が集まってくる。「合法的トビ方ノススメ」では、空高くジャンプ。バキバキのストロボとカラフルサイケな照明を背に、R-指定がリリックを浴びせまくって観客をハイな世界に誘っていく。
Creepy Nuts
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「俺、大阪の堺市出身やからすぐ近くなんです。地元でやるデカいフェスで、マイクとターンテーブルだけのヒップホップアーティストに、最後を任せてもらえたこと光栄に思います」とR-指定。続けて、「俺は楽器も弾けないし、歌も別に上手くないけど、ここにいる出演者の誰よりもラップできるんですよ。俺が、一番、ラップ上手いんです! その武器を生かして、即興でラップしていいですか?」と、MCバトル日本一のラッパーの真骨頂を「聖徳太子フリースタイル」で魅せる。
Creepy Nuts
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観客にお題を募ると、寄せられたのは「Shape of You」「高層マンション」「味噌煮込みうどん」「T-レックス」「玉置浩二」「クリスティアーノ・ロナウド」の6つ。いや、さすがにこれは無理じゃないかと心配するムードは一切なく、「やったれ! R-指定! いったれ! R-指定!」という胸を高鳴らせた観客ばかり。上がりきったハードルもなんのその、頂いたパスを完璧にキメて期待値を優に超えるフリースタイルに大歓声。今度は、ターンテーブルを捌きまくるDJ松永の指先に、観客の全神経が集中した「DJ 松永ルーティーン」。驚愕のスーパープレイにブチ上り、再び大歓声が巻き起こった。
Creepy Nuts
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ラストは、「ロックとヒップホップのジャンルの壁をぶち壊したい。音楽が好きな仲間とひとつになって帰りたい」とR-指定が切り出して、ラストナンバーはASIAN KUNG-FU GENERATIONのトリビュート収録の「リライト」。平成生まれの世代観が盛り込みまくったロック×ヒップホップな楽曲にリライトされていて、平成最後の夏にうんと沁みる……。ラッパーとDJにしかできないスタイルを貫き、ロックキッズを躍らせ、ロックフェスのクロージングアクトを務める様はなんとも痛快極まりなかった。

文=大西健斗 撮影=渡邉一生

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