『半分、青い。』後半戦で律と鈴愛の恋愛模様は…不倫略奪もあり得るのか

wezzy

2018/8/12 20:15


連続テレビ小説「半分、青い。」さん(@nhk_hanbunaoi)がシェアした投稿 - 2018年 8月月5日午前3時23分PDT
   ヒロインの一挙一動、そして脚本を担当する北川悦吏子氏のツイートが、何かとネット上を騒がせているNHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』。批判的な意見もかなり多いが、それでも視聴率は5月14日~19日放送の第7週以降、ずっと20%以上をキープしており、目を離せないドラマであることは確かのようだ(朝8時から広島平和記念式典のもようが放送され、放送時間の変更となった8月6日を除く)。  7月30日~8月4日放送の第18週「帰りたい!」では、身勝手な理由で愛娘の誕生日に離婚を切り出すという夫の行動、それを受けてヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が放った「死んでくれ」という言葉が話題に。そして第19週では鈴愛が岐阜の実家へ戻り、単身赴任中の律(佐藤健)と13年ぶりの再会、ブッチャー(矢本悠馬)、菜生(奈緒)、ボクテ(志尊淳)とユーコ(清野菜名)ら懐かしの面々とそれぞれ再会する同窓会状態となった。  律には妻・より子(石橋静河)がいるのだが、鈴愛から律への恋心を知っている面々は、より子の存在をお邪魔虫であるかのように(律の元彼女・清【古畑星夏】に対してもそうだった)扱うので、このまま不倫略奪展開になったらますます燃える朝ドラになりそうだが、今後の展開はどうなっていくのだろうか。放送は9月末までなので残すところ1カ月半。これまでを振り返りながら、この先を予想してみたい。
 『半分、青い。』の物語は、ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が誕生する1971年から始まっている。鈴愛と律の誕生エピソードから始まり、右耳を失聴するというハンデを負った小学生時代、漫画家を目指すために上京を決意した高校最後の年を描いた「岐阜・故郷編」、アシスタント生活や幼なじみの律(佐藤健)との別離、プロデビュー、律からのプロポーズを断り漫画家として再起を図るも挫折……ビターな鈴愛の20代を描いた「東京・胸騒ぎ編」を経て、第15週からは「人生・怒涛編」に突入。時代はとっくにバブルのはじけた世紀末まで進んだ。

夢を断念した28歳の鈴愛は、バイト先で出会った映画監督志望の涼次(間宮祥太朗)とスピード婚。それから3年後の2002年、7月28日放送の第17週・102話で、鈴愛は長女を出産する。しかし、8月1日放送の第18週・105話、長女5歳の誕生日に、夢を断念できない涼次が離婚を切り出した。この時点で、時は2007年の暮れ、鈴愛は36歳。とんでもなく展開が早いが、もし2018年現在(鈴愛は47歳)まで描くとしても残り7週もかけて11年を描けてしまうことになる(最終週は9月24日~29日の放送を予定)。

では残り7週、何がメインとなってくるのか。それはやはり、“運命の相手”として同じ日に同じ産院で5分早く誕生した“美しい”幼なじみ・律と鈴愛との関係がどこに帰結するのか、だろう。

律は物静かで理知的、繊細な少年で、鈴愛とは対称的だがウマが合い、幼少期は鈴愛が律をマグマ大使のように頼り、律も鈴愛を気にかけるという関係だった。高校を卒業した1990年、東京で漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のアシスタントに付いた鈴愛と、東京の大学に進学した律。これは律が遊び回ることを懸念した彼の母親・和子(原田知世)の作戦でもあったわけだが、その年の夏、律は超美人の恋人・清とラブラブに。

清はなかなかクセの強い女性として描かれており、律は彼女にぞっこんで他の女性など目に入っていないにもかかわらず、束縛心から鈴愛に嫉妬。律の左手薬指の爪にマニキュアを塗った清に、視聴者は「ゾッとした!」「嫌な女~」と紛糾した。とはいえ律と清は相思相愛なのだから別にいいように思うのだが、第60話、鈴愛と清の直接対決が描かれるとSNSはいっそう盛り上がった。

律の部屋を訪れた鈴愛とユーコを「律は留守だけど上がって待てばいい」と部屋に上げると、清は「私、あなたと話したかったの」「マグマ大使だかなんだか知らないけど 人の恋人、3回笛吹いて呼ぶのやめてくれないかな」とキッパリ。律が鈴愛ら幼なじみと写る写真を清は捨ててほしがり、律と喧嘩になったのだという。それは確かに嫉妬が過ぎるが、「律が悲しがるからそういうことするのやめて!」と鈴愛が止めると清はいよいよ激昂し、「律が悲しがるって何なの? あなたは律の何なの? 何なの!? 消えろよ!」と凄む。すると鈴愛も対抗し、「消えらんないよ! それに、その指の爪の色こそ何なの!? 何で律にまでマニキュア塗るの!? 気持ち悪い!」「律を返せ! 律は私のものだ! 生まれた時から律は私といたんだ! 律を返せ!」とドツき合いに発展。その後、律は鈴愛と距離を置くべく引っ越していく。

別に誰のものでもないわけだが、その美しさ(容姿だけではなく)で女たちに取り合いされる律。やがて律と清は別れ、5年後、岐阜に帰省して鈴愛と再会した律は唐突にプロポーズ。一人前の漫画家になりたい鈴愛は「ごめん、無理だ」と断る。すれ違いというかなんというか。そして社会人となった律は、より子という女性と結婚して家庭を築いた。

1999年、律の結婚を知ったこともあってスランプに陥った鈴愛は、ついに漫画を断念。そして臨時バイトとして入った映画助監督の涼次(間宮祥太朗)と出会って6日で結婚を決めた。しかし前述のように、2007年、娘・花野5歳の誕生日に涼次は鈴愛に「別れてほしい」。よりにもよって愛娘の誕生日に離婚を求められた鈴愛は涼次に「死んでくれ」と怒り、「別れたくない」と訴えたが、涼次の決心は固く、離婚して花野を連れて岐阜に戻った。

そして故郷で再会した律は、事情があって名古屋支社勤務となり単身赴任中。現在は妻子のいる律だが、教育熱心な妻との価値観の違いを覚えているという伏線がすでに張られている。ノベライズ版とは違った結末が用意されている可能性も高いが、ドラマではどうなるのか。

鈴愛の30年越しの恋心を応援したい友人たち。病に冒された母親の身を案じる律。鈴愛はやや自己中心的というか、暴言多数のキャラクターだが、律は思慮深い設定のためなのか何を考えているのかさっぱりわからない。不倫略奪(失敗するケースも含め)などという展開になれば、視聴者が荒れることは必至だろう。それもまた製作側としては織り込み済みか。ただひとつお願いがあるとすれば、ずっと蚊帳の外に置かれている律の妻・より子の存在も、ただの“ヒロインの恋敵”としてでなく、その人物像を描かれることに期待したい。

あなたにおすすめ