溜め込む前に「言語化」して理性的にストレス発散 DJあおいの「人付き合いの処方箋」(9)【連載】

レタスクラブ

2018/8/12 20:00

幸運や奇跡は神様が運んできてくれるものではない、すべて人付き合いが運んできてくれるもの。月間600万PVの人気ブロガー・DJあおいさんが人間関係をめぐるお悩みに切り込む、初のコミュニケーションの教科書『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』から特別に全21回までお送りします。今回は第9回目です。

■ 甘えている人ほどキレやすい

残念ながら「あのときキレてよかったなあ」と思うことはまずありません。「上手に自分主張することができなかった人」が最終的にキレます。自己主張の選択肢が他になくなってしまった結果の表現方法で、あまり褒められたものではありません。

それに、キレて相手を言い負かしたところで、全く勝った気はしないのではないでしょうか。スッキリともしません。むしろ負けた気がしてしまい、罪悪感を覚えます。なぜ負けた気がするのかというと、戦っているのはキレた相手ではなく、上手に自己表現できない自分だからなんです。小さい子どもと同じです。「キレる」というのは、自分に対する敗北宣言みたいなものなんです。キレればキレるほど、自分がみじめになってしまいます。

キレる人は基本甘えん坊です。「言わなくても分かってほしい」という甘えが根幹にあります。ちゃんと自分の感情を言葉にする勇気を持っておらず、伝えられないことに鬱屈としてしまうのです。赤ちゃんと一緒ですね。

言わなくても伝わるほど、他人は自分に関心がありません。言わなきゃ何も伝わりません。キレることで「なんで自分のことを分かってくれないのか」と本人は叫んでいるつもりなのでしょう。しかし、キレられたほうは何も分かりません。ただ怒っているんだな、という程度の情報量しかないので、何もしてあげられませんし、助けることもできません。

今、自分が何を感じ、何を考えているのか、丁寧に言葉にするようにしましょう。言わなきゃ何も伝わりません。自分の感情を素直に言葉で表現できる人はみな穏やかですよ。

■ 悪感情は溜め込む前に言語化して整理を

言いたいことを言うよりも、その場を丸く収めようとして自分が我慢すればいい。でも塵も積もれば山となる。今までに消化できなかった小さな不満が蓄積され、それが自分のキャパを超えたときに「怒」という感情になって発散してしまうのです。そして周りには「小さなことでキレる器の小さい人」という印象を与えます。いいことなしです。

言いたいことを言わずに、一旦持ち帰るのは正しい対処法だと思います。問題はその先。持ち帰った感情をどうするのかということです。溜め込んでしまう人は、感情を言語処理しないで、言葉の原料となる感情そのものを抑制します。これがよくありません。

感情を言葉に生成して保管しておけば、自分の中で整理整頓することができます。なんで怒ったのか、不満に思ったのか、自覚できるのです。その言葉の蓄積はさまざまなコミュニケーションの中で少しずつアウトプットしていけるようになります。なので、理性的にストレスが解消されるのです。

しかし、悪感情をそのまま保管しておくと、暴言・暴力でしかアウトプットできなくなってしまいます。その瞬間は理性が取っ払われ、無秩序に感情を解放させることになるのです。

とはいえ、どうやって言語処理すればいいのか分からない人もいるでしょう。まず、持ち帰った感情は手帳などに言語化して書き留めておきましょう。それを毎日読んでいると、疑問が生じてくるはずです。それもまたメモしておきましょう。この作業を繰り返しているうちに、悪感情は言語処理されて自分の中で整理整頓できます。そうすれば、些細なことでキレることもなくなり、理性的にストレスが発散できるようになるはずです。

著=DJあおい(レタスクラブニュース)

https://www.lettuceclub.net/news/article/158281/

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