UNISON SQUARE GARDEN・鈴木貴雄「バンドにおけるドラムの役割は…」

TOKYO FM+

2018/8/12 17:00

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。8月4日(土)放送のテーマは「ドラム」。19世紀の後半、ドラム奏者のディー・ディー・チャンドラーが、軍楽隊のマーチングバンドでは1人につき1つだったバスドラムやスネアドラムを、1人で同時に4つも叩けるシステムを開発したことがドラムセットの始まりだそうです。今回は、音楽のリズムを奏でる「ドラム」について、TOKYO FMの番組の中で、UNISON SQUARE GARDENのドラマー・鈴木貴雄さんに教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年8月4日(土)放送より)



※写真はイメージです。

◆「バンドにおけるドラムの役割は」
「UNISON SQUARE GARDEN」ドラマー 鈴木貴雄さん


── 曲って、最初からドラムの演奏の仕方も決まってるんですか?

いろんなバンドを見ていると、半々くらいですかね。ウチの場合は作曲者がベースの人間ですが、曲を作る段階でギターやピアノ、ドラムがどういう構成かはだいたい決めています。料理でいえば、レシピはなんとなく決まっているけれども、味付けやちょっとした工夫はドラマーである僕の仕事、みたいな感じです。

特にウチの場合、曲を作るやつが大味にすごく美味しいものを持ってくるタイプなんです(と、僕は勝手に思っています)。核となる一番大事な部分はちゃんとあるので、そこに僕は小技を足していくイメージです。よく「手数が多い」と言われますが、隙間さえあれば「タララッ!」という音をどんどん入れていきたがる傾向があります。

── ライブやレコーディングなど、環境によってドラムの叩き方は違いますか?

本当は叩き方も変えられたほうがいいんだろうと思います。それより、現実的にはチューニングを変えますね。あらゆる楽器はチューニングが必要で、それはドラムも変わりません。木の枠に皮を張って、その張り具合で音を調整します。キツく張れば音がどんどん高くなり、緩く張れば下がっていく。それを部屋の響きやマイクとスピーカーの種類に合わせて調整するんです。

その調整は「このメーカーだからこうしよう」ということではありません。ライブ会場でマイクで録った音がスピーカーから出たのを聴いて、その音が良いか悪いかを判断するんです。そのセンスを身につけるのがドラマーにとっては大事だと思います。チューニングでご飯を食べているドラム・テクニシャンという専門の職業もあるくらいですから。

── ドラマーがバンドを後ろから見ていて感じることってあるんでしょうか?

それは常に感じていますね。テンションが上がってきたら、僕も手数を増やしたり、立ち上がったり、ジャケットを頭から被って目隠し状態で演奏したり、わかりやすく上がっていることを表現します。自分がやりたくなっちゃうのもありますけど、お客さんが驚いてくれるのが嬉しくて(笑)。

現実的にいえば、ロックバンドの評価は9割が曲とボーカルだと思っています。でも、本当にカッコいいバンドは、ドラムがカッコよくないとはじまりません。曲の最初でドラマーが「1、2、3、4!」と合図をするときに腑抜けていたら、曲全体が腑抜けてしまいます。だから、その曲がどういう曲かをイメージしながら、そのイメージを込めてスティックを打ち合わせています。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

※「ピートのふしぎなガレージ」では、毎週3名の方にホットサンドクッカーをプレゼント! 詳しくは番組サイトをご覧ください。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。8月18日(土)放送のテーマは「お化け屋敷」。お聴き逃しなく!

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00~17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage

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