「先生が好き」 初恋の思い出は4年後、一瞬で黒歴史に変わった

女子SPA!

2018/8/12 15:47



「夏の恋」と聞けばドキドキするエピソードや甘く切ない物語を想像する人も多いかもしれません。

今回は、そんな甘酸っぱい思い出になるはずの「夏の恋」が、トンデモエピソードに発展したという体験を紹介します。

香取慎吾似の男性教師と急接近

今回、お話を聞いた斎藤ゆみさん(仮名・33歳)は中学生のときの初恋について語ってくれました。

「中3のときに、赴任してきたT先生という男性教師が数学の先生になったんです。26歳くらいで、当時の香取慎吾にソックリ。女子の間で話題になってましたね。『先生に告白した子がいる』というウワサも何度も聞いたことがあります」

若くてイケメンなT先生の、モテモテぶりが伝わってきます。

「当時、私は剣道部の部長を務めていたのですが、T先生が剣道部の副顧問になりました。それでT先生とよく話すようになったんです」

ゆみさんは当時を思い出しながら、うっとりとした表情で話します。

「メンバーとうまくいかないときや、練習が思うように進まなくて落ち込んでいると、『話してみろよ』って必ずT先生が声をかけてくれました。

近所のお兄さん的なフランクな感じで相談にのってくれるし、『〇〇先生のあの時の指導はダメだよな~』とか本音も入れて話してくれるので、心の底から信用する存在になっていました」

◆「頭ポンポン」体育館で恋に落ちた

そんなゆみさんに、とうとうT先生への気持ちを確信する出来事が起こります。

「中3だったので、夏に三者面談があって、進路について指導があったのですが『志望校のランクを下げろ』という話を担任にされました。それで部活後に一人で体育館で落ち込んでいたら、T先生がきたんです」

ゆみさんは先生にそのときあったことを全て話しました。ザ・青春の1ページのようなシーンが目に浮かびます。

「成績が伸びなくてやる気がでないこと、部活との両立が難しいことなど、すべて先生に吐き出しました。先生も練習終わりで胴着を来ていたんですけど、正座をしたまま真剣に聞いてくれていました。そして、先生は私の頭に手をあてて『わかるよ、お前の気持ち』と頭をポンポンしてくれたんです」

この瞬間、ゆみさんは恋に落ちたと言います。

「その後、先生は自分も学生のときに三者面談で親と衝突した話や、高校・大学の話をしてくれました。東京の大学での生活が楽しかったらしくて、それを聞いていたら私も東京の大学に行って、先生と同じ大学で勉強したいと思ったんです」

それからのゆみさんは目を見張るような成長をとげました。

「恋の力といいますか、無心で勉強しましたね。ニガテだった数学の成績も爆上がりして親も担任も驚いていました」

結果、ゆみさんは志望高校に合格。高校卒業後は、東京の大学に進学しました。

◆大人になって念願の再会! のはずが……

「高校の時に彼氏ができて以降、T先生のことは忘れていたのですが、東京の大学に進学して1年目の夏に、T先生に会いにいくことにしたんです。先生に東京でがんばっている自分を報告したかったし、今だったら大人の女性として先生に向き合えるかな、という期待もありました」

そこで、ゆみさんはT先生を探しはじめます。

「地元の同級生のツテをたどって、先生が今どこで勤務しているかを検索したのですが誰も現在を知らなかったんです。それでやきもきしていたときに、同級生のMちゃんから情報が入りました」

それとなしにT先生の話をふってみたゆみさん。するとMさんが口にしたのは、衝撃の事実でした。

『T先生、淫行騒動で問題になったんだよ』

「なんでも放課後、特定の女子生徒だけに指導したり、家に呼んだりしていることが発覚。淫行は否定したので厳重注意となったそうですが、過去の淫行疑惑もたくさん見つかって、結局教師を辞めたとのことでした」

ゆみさんはT先生が最後に勤務していた学校を教えてもらい、ホームページを確認。そこには、過去記事としてT先生の件が載っていました。

そこで、さらなる衝撃を覚えます。

「T先生の写真を改めて見たのですが、全然香取慎吾に似てませんでした。言われれば口元が似てなくもないというレベルです。でも似てません。さらにはかっこよくもなかったです。いかに中学のときに大人の男性に対してフィルターがかかるかということを思い知らされました」

ゆみさんは残念そうに続けます。

「冷静に考えれば考えるほど、中3女子に頭ポンポンするか? とかいろいろ気持ち悪いですね」

甘酸っぱい夏の日の初恋が黒歴史となった、なんとも言えない思い出です。

―シリーズ 夏の恋愛エピソード vol.7―

<文/瀧戸詠未 イラスト/鈴木詩子>

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