【VW ポロ GTI試乗】もはやポロではない!? コンパクトカーのレベルを超えた高級感と走りの性能

clicccar

2018/8/12 08:03


フォルクスワーゲンのなかでポロはup!の上に位置するモデルで、ヨーロピアンコンパクトの代表的車種といっていい車種です。

現行モデルは6代目で、ベーシックモデルは2018年から日本に導入されています。プラットフォームがゴルフと同じMQBとなったこともあり、5代目までは5ナンバーボディであったのですが、6代目は幅が広がり3ナンバーボディとなりました。

ボディが大きくなったことも合わせて高級感が増しているポロですが、追加になったGTIはポロの走りを向上させただけでなく、高級感についてもアップさせていると言えます。標準のポロに積まれるエンジンは1リットル3気筒ですが、GTIのエンジンは2リットル4気筒となります。

標準の3気筒エンジンはよくできていて、4気筒かと思うほどのスムーズさがあるのですが、この4気筒に乗ってしまうとやっぱりいいなあと思ってしまうのです。

95馬力の1リットルと200馬力の2リットルのですからその差は歴然です。小さなボディに大きなエンジンは、スポーツモデル作りの基本の「き」なのです。

ミッションは6速のDSGです。2ペダルの自動変速機構付きデュアルクラッチ式ミッションですから、AT免許でも運転可能です。低速からキッチリトルクの出るエンジンで、スタートダッシュからグイグイ加速していきます。

エンジンをキッチリ回して、パドルを引けば「バフォッ」と大きな音を出しながらシフトアップしていく。その加速感はもはやコンパクトカーのレベルではありません。

シャシー関連ではスポーツサスペンションが装着されたうえで、走行モードが切り替えられるスポーツセレクトが採用されています。スポーツセレクトはエコ、ノーマル、スポーツ、カスタムの4モードが選択可能です。エコが普段使いと考えればいいと思います。私が使うならエコとスポーツでしょう。使い込んでいけば、カスタムで自分なりのセッティングを見つけるかも知れません。

スポーツモードではダンパー減衰力をアップ、パワーステアリングのアシスト量が減りステアリングが重くなりますので、コーナーでのコントロール性が向上します。ステアリングが重いと操作量を微調整しやすいのです。

さらに電子制御式ディファレンシャルロックの“XDS”によって、コーナリング中のイン側タイヤにブレーキを掛け接地しているアウト側タイヤに積極的に駆動力を与えるので、コーナーの脱出速度が向上することができます。

パワフルなエンジンと高性能なシャシーによって車格が一段上に上がったような雰囲気を手に入れたのがポロGTIです。価格は337万8000円で、ゴルフの上級グレードTSIハイラインの331万9000円とほぼ同じ。これは悩みに悩む価格設定だと言えるでしょう。

(文・写真:諸星陽一)

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