『西郷どん』鈴木亮平がツイッターで明かした本当の見どころとは?

日刊大衆

2018/8/12 05:15


 鈴木亮平(35)が西郷吉之助を演じる、大河ドラマ『西郷どん』。8月5日の放送回では「三度目の結婚」というタイトルの通り、吉之助の結婚が描かれた。最近は戦いのシーンなど派手な場面が話題となっていたが、この回ではあらためて『西郷どん』が「人間ドラマ」であることを実感した。まずはその内容を振り返ってみよう。

1年ぶりに薩摩に帰ることになった吉之助は、禁門の変、長州征伐の功績が称えられて、薩摩でもひとかどの人物となっていた。妹の琴(桜庭みなみ/25)は吉之助に嫁をとるよう進言し、いざ募集をすると花嫁候補が殺到した。吉之助と大久保一蔵(瑛太/35)は政治的に対立していくが、一蔵の妻、満寿(美村里江/34)は吉之助とその幼なじみである糸(黒木華/28)を引き合わせる。糸は「私は西郷様の妻にはふさわしくありもはん」と、この縁談を断るが、後日、吉之助は糸の家を訪れて……。

吉之助に想いを寄せるものの一度はほかの家に嫁いでいた糸だったが、長い時間が過ぎ、ついに西郷吉之助の妻となった。糸の家を訪れ、あらためて求婚する吉之助の誠実な姿に、心を打たれた人も多いのではないだろうか。ラストでの「西郷吉之助、チェスト、気張れ!」という糸の叫びも、グッときた。

興味深いことに鈴木亮平は今回の内容について、自身のツイッターで「今夜の西郷どんは『三度目の結婚』 若き日の恋とは違い、ゆっくりと、少しずつ紡がれていく男女の絆。そんな二人の、家族の、『始まりの物語』です。優しい回になっています。是非」とつづっている。実はこの言葉こそ、大河ドラマ『西郷どん』の本来のテーマを示したものではないだろうか。

そう、『西郷どん』とは吉之助だけでなく、家族を描く物語なのだ。これからは、薩長同盟、戊辰戦争、そして西南戦争と、明治維新という激動の世の中となり、吉之助はその最前線を駆けていくことになる。しかし、そんな勇壮な歴史物語だけではなく、ドラマでは妻の糸との関係も密に描かれるだろう。そうなると今後は2人の感情のやりとりこそが、『西郷どん』の見どころとなるのである。

『西郷どん』の脚本家、中園ミホ氏(59)は、2014年上半期の連続テレビ小説『花子とアン』(NHK系)などで知られる人気脚本家で、近年の代表作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)と、バリバリ働く女性を描くのがうまい印象がある。しかし00年の『やまとなでしこ』や01年の『スタアの恋』(ともにフジテレビ系)など、恋愛ドラマも非常に得意なのだ。ほかにも木村佳乃(42)を主演に迎えたドラマ『はつ恋』(NHK/12年)は、大人の切ない純愛ドラマとして評判になった。

恋愛を軸にして人間をうまく描いてきた中園氏の脚本は、これからいきいきとしたものになっていくだろう。歴史上のできごとももちろん見どころなのだが、『西郷どん』が描こうとしている、人と人との絆に注目したい。(半澤則吉)

あなたにおすすめ

すべての人にインターネット
関連サービス