1959年に考えられていた、街ごと護る“対ミサイル・バリア”

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Image: Novak Archive

光子線によるウォール・マリアです。

宇宙でのミサイル防衛と聞くと、ロナルド・レーガン元大統領が考えた戦略防衛構想「スターウォーズ計画」が頭をよぎるかもしれません。これは1980年代に核兵器の先をゆくべく、人工衛星からミサイルやレーザーで敵ミサイルを迎撃するというものでした。

ですが1959年の日曜新聞に載った、一コマ漫画『Closer Than We Think』ではもっと壮大な対空バリアが予言されていました。12月6日号では、作者のアーサー・ラデボーが「あなたが住む近くの街には、特殊な魔法の壁がやってくるかもしれません」と綴っています。

星間ロケットを最終的に生産する同じ研究は、敵戦闘機を防御陣地から遠ざけるために、空の中に一種の防護壁を出現させるだろう。シュトゥットガルト大学(ドイツ)のジェット推進専門家、オイゲン・ゼンガーが議会委員会の前で証言したのは、少なくともこれである。

光子線は紫外線の照空灯から流れ、空中に高エネルギーのベルトを作り出す。ベルトを通過する飛行物体は、数百マイル離れていても数分の1秒で破壊されるのだ。

したがって技術的な航空の進歩は、戦争の道具としての航空機を最終的に排除するかもしれない

一コマ漫画はいつも、幸せで輝かしい未来を描くものでした。ですが時として、ディストピアな未来を描くこともありました。『Closer Than We Think』は1958から連載が始まったのですが、それは1957年にソ連がスプートニク1号を打ち上げた翌年のこと。連載目的は子供たちに科学と技術を教育するためでした。しかし根底は身近なテクノロジーを描きつつも、彼らが大きくなって月面でソ連を負かし、アメリカが宇宙を征するための礎だったのです。

ほかにも核戦争について直接言及することは避けつつも、アメリカが気象変動プログラム宇宙基地を使って世界を征服する様子や、緊急時に街ごと避難する技術や歩くUFO型の乗り物を使って、子供たちが超発展した未来に憧れを抱くよう仕組まれていたのです。

もうちょっと身近なテクノロジーとしては、同年6月に太陽光発電で自動運転する芝刈り機が予測されたこともありました。振り返ると、これはルンバの登場を予見していたように思えます。12月6日号の光子線ミサイル防衛壁も、そのうち実現するのでしょうか? 最低でも航空機が戦争兵器でなくなると、未来は明るいのかなぁと思います。

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Reference: Wikipedia

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