楽天アマダーがドーピング陽性反応で6カ月の出場停止 球団の処置に疑問視も

しらべぇ

2018/8/9 19:00


(OcusFocus/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)

日本野球機構は9日、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するジャフェット・アマダー内野手のアンチ・ドーピング規程違反に対する制裁として、6カ月の出場停止処分を下すと発表した。

報道によれば、アマダーは「身に覚えがない」とコメントしているという。なお、NPBアンチ・ドーピング規定違反は今回で5例目となる。

■楽天3年目の助っ人外国人


アマダーはメキシコ出身の31歳。2016年に東北楽天へ加入し、巨体を生かした豪快なバッティングで人気を集める。2年目の昨シーズンは121試合に出場、打率.237ながら23本塁打を放ち、一定の長打力を発揮した。

NPBの発表によると、アマダー内野手は今年6月13日に行われた日本生命セ・パ交流戦・中日ドラゴンズ戦(楽天生命パーク)にて競技会ドーピング検査の対象選手となり、尿検体を採取された。

その結果、禁止物質に指定されている「クロルタリドン」と「フロセミド」が検出されたとの報告が7月23日になされた。本人の希望により8月1日に再分析が実施されるも、同じ物質が検出されたことがその翌日に判明している。

これを受け、8日にNPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会が開かれ制裁内容が決定。出場停止期間は、2018年8月9日から2019年2月8日までとなっている。

■6月以降に成績が急上昇


3年目となる今季は、8日現在までの98試合のうち62試合に出場、チームトップの20本塁打を記録している。4~5月の打率は1~2割程度と低迷し2軍落ちも経験したが、6月に1軍へ復帰すると打撃が開花。

打率は急上昇し、7月だけで11本もの本塁打を量産。この急激な成績アップが何かしらの疑惑を生んだ可能性もある。

もちろん好不調の波はどんな選手にもあることだ。現在の打率は.269と、とくに不自然な数字ではなく、むしろ平凡な数字だ。1カ月で2桁本塁打を記録するのはもちろん珍しいことではあるが、そこまで異常な成績とも言えない。

■陽性報告後も出場


アマダーは1日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)で右脇腹に痛みを訴え途中交代しており、3日に出場選手登録を抹消された。平石洋介監督代行は、この抹消はドーピング検査とは無関係だと主張しているという。

しかしNPBの発表では、7月23日の時点で陽性反応の報告があったことになっている。にもかかわらず、アマダーは翌24日の北海道日本ハムファイターズ戦(楽天生命パーク)に出場。2本塁打の大活躍でサヨナラ勝ちに貢献した。

■抹消のタイミングがおかしい?


その後も試合に出続け、1本塁打を含む好成績を残しているアマダー。ファンからは「抹消のタイミングがおかしいのでは」などと疑念の声が上がっている。







いずれにせよ、最下位脱出へ向け勢いを増しつつあった東北楽天にとって、ダメージの大きすぎる一件であることは間違いない。スポーツ界の不祥事が相次いでいる時勢もあり、今後の対応には慎重さと誠実さがより一層求められる。

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(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

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