水島裕は声優やタレントである前に「おもしろがり屋」であった!?!?

芸能生活50年超え!? 数多の名作に出演し、【声優界のレジェンド】として業界に君臨する水島裕さん。舞台や音楽劇のプロディースから大学の教授にまで就任する水島裕さんに、芸能界に入ることになったきっかけ、尊敬する先輩芸能人は誰なのかについて語ってもらった。

■水島裕って何者!?

――さて。手がけていることが幅広すぎて、裕さんって実際、何者なんですか?

いきなりそこを突きますか!?(笑) んまぁ…うーん……そうだなぁ……言わば「おもしろがりや」かなっ!(笑)

――「おもしろがりや」! おお、確かに「おもしろがりや」は裕さんにピッタリな表現ですね!

あっ! 「おもしろがりや」の“や”は“屋号”の「屋」にしといて下さいねっ!
作品でもイベントでも、とにかく「おもしろい事」が好き!

――“屋号”の「屋」でしたか!(笑) “おもしろがり”の部分はひらがなでいいですか?

ですねっ!(笑) それでいきましょう!

■芸能界にはいったきっかけ

【声優界のレジェンド】として業界に君臨する水島裕さん

――そんな「おもしろがり屋」の裕さんが、そもそもこのエンターテイメントの業界に入った最初のきっかけは何からですか?

きっかけはねぇ…あの~妹がいるのですよ、3歳下の。その妹がNHK放送劇団(※現:東京放送劇団)に入っていたんです。そして、ウチは割と放任主義だったので、遠足とか課外実習とか楽しいイベントの時は両親に代わって僕が参加してたんですよ。

――ほぇ~!!

そんな感じで妹が入っていた劇団に何度か行って、何か面白そうだな~って思ったわけです。もちろん、妹がちゃんとレッスンを受けているところなんて一度も見た事はなかったけど(笑)
だって、いつも遠足の時の保護者だったから。

――その当時から「おもしろがり屋」だったわけですね!

それはどうだろう!?(笑) それで僕が小学6年生の時にNHK放送劇団に入ろうと思ったら劇団の人から「もう年齢的にダメです。入れません」って断られたんですよ。当時はたしか小学校5年生までだったのかな?

――そうでしたか……。

劇団入りがダメだったんだけど、その当時、荻窪に住んでいたんですよね、我が家は。で、すぐ近所に同じ児童劇団の若草があったんです。

――おおっ! 音無美紀子さんや坂上忍さんもいた劇団若草!!

そうそう(笑) 「まぁ近所だし、とりあえず受験してもいいわよ」って母に了解ももらえたので受けたら、なんと合格したんですよ、これが!

――さすが裕さん、子どもの頃からエンターテイナーだったわけですねぇ!

いやいや。後になってわかったんだけど、どうやら受けた人全員が通ったみたいで……いわゆる入会金と月謝さえ払ったら…(苦笑)

――つまりはお客様として合格したと!?

そういうこと~!(大爆笑) そりゃ劇団も商売ですからね。でも本人としては「わっ!? 受かった! おぉ!! やった~! 遊び場が増える~!!」ってな感覚でした。(笑)

■尊敬する先輩芸能人

【声優界のレジェンド】として業界に君臨する水島裕さん

――衝撃の芸能界入りをはたした裕さんですが、人格形成と申しますか、お手本というか影響を受けた方っていらっしゃるのですか?

それは間違いなく「さだまさし」さんです!

――あぁ~! なんか同じ空気を感じるというか、すっごく仲がいいですよねー!

出会ったのは40年近く前でしょうか? 今はなき新宿の厚生年金会館でさださんがライブをすることになっていて、開始直前にラジオのインタビューの時間をくれたんですよ。自分もライブをするからわかるんだけど、30分前ってだんだんテンションも上げて行くし、あまり雑多なことに惑わされたくないんですよね。でもそんな中でお会いするセッティングをしてもらって会ったら、まぁ~~~フレンドリーな方でっ!

――さださんの器のデカさからすると、想像つきますネ(苦笑)

出番の10分前まで話してくれて。もうね、「この人スッゲーなぁ…」って思って。

――それはサービス精神を超越して、次元の違う凄さを感じる!

でしょう!そこから現在までのお付き合いなんですよ。 あと何よりも「絵が見える歌」かな。ひとつの事柄を、例えば「好き」という言葉を使わないで「好き」と言う気持ちを伝える方法論や、手法、考える感性。ストレートな言葉で伝えるのも必要だと思うけど「そうじゃない表現っていっぱいあるんだよ!」ってことを気付かせてもらえた。特に「加速度」とか「片おしどり」という曲に影響を受けました。

■水島裕さんが影響を受けた人

――深いですね。ちなみに声優の仕事をやっていく上で、影響を受けた方や作品はありますか?

野沢那智さん!

――野沢那智さんと裕さんは何か相性的にもすごく納得しますね!

ありがとう!(笑) TBSラジオの深夜放送の『パックインミュージック』が大好きで、中学生の頃リクエストハガキを出したら那智さんに読まれたことがあって! もう本当にベッドの中で狂喜乱舞したんですよ! それと、初めてマリさんに会った時も嬉しかったなァ!

――『鉄腕アトム』の清水マリさんですか?

そう! アトムのマリさん! 小学2年の時に観ていた大好きなアトムの声を生で聴けたんですよ。確実に 影響を受けていますよね、アトムにも。で、那智さんと仲良くさせてもらったなかで、特に嬉しかった事があるんですよ。ある日、那智さんから「裕さぁ、今日、俺タクシー乗ってたらさぁ、俺がやったことないラジオが流れてんだよ、俺の声で」って言うから、「はぁ…?」って言ったら「それ、お前のラジオだたんだよ!」って言われて「うえぇぇぇ―――!?!? 嬉しい!!!」ってなって!(笑)

――憧れの那智さんからの最高の褒め言葉ですね!

そう! すごく影響されていたんですよ、ハガキの読み方とか、テンポとか。那智さんが聞いてもそっくりだったんだって! ちなみに野沢那智さんといえば……『スター・ウォーズ』のロボットのほうも大好きでした。あのテンション高めの演技にも影響されたと思うなァ。収録はメチャクチャ楽しかったんですよ。

――はいはい、あのロボットのほう…って、どっちもロボットなんですけど!?(爆笑)

(C-3POの真似をしながら)そうか!「ご主人様!ご主人様!」ってやつ!(笑)
那智さん、ゴメンナサイ!

【声優界のレジェンド】として業界に君臨する水島裕さん

――なんとっ! ルーク・スカイウォーカー(TV放送のスターウォーズシリーズで水島裕さんが吹き替えを担当)がC-3POの真似したっ!(大爆笑)

【声優界のレジェンド】として業界に君臨する水島裕さん

憧れの野沢那智さんから「裕の声、俺と間違えたよ!」と褒められ興奮した過去などを明らかにしてくれた水島裕さん。さらに秋には山寺宏一さんとのコメディ・ユニット「ラフィングライブ」の公演も控えているので、これからも水島裕さんの動向をお見逃しなく!

●水島裕プロフィール

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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