ドライブレコーダーにあおり運転の映像が残ってない!? 激安SDカード利用者は要注意

日刊SPA!

2018/8/8 15:55



◆~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第9回~

ここ数年、あおり運転による事故がニュースに出ることが多くなってきた。そのため、前方だけでなく後方の映像も録画できるドライブレコーダーが飛ぶように売れている。数千円から買えるし、高くても2万~3万円というのも手が出しやすい。万一のときのために、記録しておこうという人が増えているのだ。

とはいえ、ドラレコの設置はカー用品店にまかせ、記録メディアは安くて大容量のSDカードを別途購入。セットしたら、あとはそのままという人が多いのではないだろうか?

◆国民生活センターには映像が残ってないと88件も相談が

ドラレコは、エンジンをかければ自動的に録画がスタートするし、エンジンを切れば止まる。だから、普段はなにも気にしなくていいのだが、実際に事故を起こしたときに、あとから状況を確認しようとすると「録画されていない」というケースが報告されているのだ。

国民生活センターが8月2日に発表した報告書によると、2013年度以降にドライブレコーダー関連の相談が444件寄せられたうち、88件が映像が残っていなかったという相談だったという。

万一のときに備え、ドライブレコーダーを使っているユーザーは、時々きちんと録画できていることを確認する必要があるのだ。上位モデルには、SDカードのチェック機能があり、録画できなくなっているとエラーの表示を出してくれるものもある。しかし、録画できていないのに、画面上ではきちんと動作しているように見えるケースもある。実際に、再生してみないと安心できないというわけだ。

◆ドラレコの生命線はSDカード!?

国民生活センターが消費者へアンケートを取ったところ、6割の人がSDカードを交換したりフォーマットしたりせず、そのまま使っていたそう。さらに1割の人は、仕様に合っていないSDカードを使っている可能性があったという。

ドライブレコーダーで利用するSDカードを選ぶ際は、まずマニュアルに従うこと。純正ドラレコだと、同じく純正のSDカードしかサポートしていないこともある。フォーマットする際も、適当にPC上で行うと録画できなくなってしまうケースもある。

自分で購入する場合は、激安品に手を出さないようにしよう。無名ブランドなら、容量2GBのSDカードだと600円前後、32GBのSDHCメモリーカードだと900円前後から購入できるが、きちんとしたメーカーの製品を選ぶべき。もし余裕があるなら、TranscendやSandiskといったメーカーの高耐久SDカードがオススメだ。32GBの容量で、3000円前後で購入できる。

自分が悪くないのに事故に巻き込まれた場合、ドラレコの映像が決め手になることもある。そんなとき、せっかくドラレコを設置しているのに録画できておらず、あおってきた相手の言い分が少しでも通ってしまうのはとても悔しい。ぜひ、普段からきちんと録画できていることを確認してほしい。

また、何年か利用したら、SDカードを交換することも検討しよう。使用環境や使い方によって寿命は大きく異なるものの、ドラレコは夏には50℃を超えてしまう車内に設置し、エンドレスに動画を録画し続けているのだから、スマホやPCで使っているときと比べれば、ずいぶん酷使されている。SDカードは消耗品と考え、数年に1度でも新品に置き換えたいところだ。 <文/柳谷智宣>

【柳谷智宣】

お酒を毎晩飲むため、朝出勤する会社勤めが無理ということで20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープンし、国内外5店舗を展開。2年前には海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げた

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