三浦春馬、大島優子出演の舞台『罪と罰』 全キャスト&公演日程が決定

SPICE

2018/8/8 13:44


三浦春馬、大島優子出演で上演される、シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.5『罪と罰』の全キャスト、公演日程が発表された。東京公演は、2019 年 1 月 9 日(水)~2 月 1 日(金)Bunkamura シアターコクーンにて、大阪公演は2 月 9 日(土)~17 日(日) 森ノ宮ピロティホールにて上演される。

本公演は「シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズ」である DISCOVER WORLD THEATRE の第 5 弾。ロシア文学の名作『罪と罰』を取り上げ、後世に多大なる影響を与えたドストエフスキーの名作を現代の日本の観客にどう魅せていくのか、注目の公演だ。2015 年『地獄のオルフェウス』、2017 年『欲望という名の電車』で確かな実力をいかんなく発揮したフィリップ・ブリーンが演出を務め、さらに上演台本を手掛ける。哲学的な思索、社会に対する反動的な見地と政治思想、宗教感を織り交ぜながら、そして当時のロシアでの民衆の生活状況を描きつつ、殺人者の倒錯した精神に入り込んだ心理描写など読み応え満載の原作から、どのような舞台作品が生まれるか、期待が高まっている。

本作の“正義”のためなら人を殺す権利があると考え、殺人を犯す主人公の青年ラスコリニコフには2 度目のタッグでブリーンから「世界中どこを探しても彼の他には考えられない」と絶大な信頼を得ている三浦春馬。彼と心を通わせる娼婦ソーニャには 3 年ぶり 3 度目の舞台出演となる大島優子。その義理の母親カテリーナに麻実れい、主人公を追いつめる捜査官ポルフィーリに勝村政信。さらに主人公の妹役に南沢奈央、母親役に立石涼子、親友役には松田慎也、そして謎の男スヴィドリガイロフに山路和弘ら文芸大作に挑むにふさわしい豪華実力派キャストが揃った。
<作品紹介>
舞台は、帝政ロシアの首都、夏のサンクトペテルブルグ。
学費滞納のため大学から除籍された頭脳明晰な貧乏青年ラスコリニコフ(三浦春馬)は、自分は一般人とは異なる「選ばれた非凡人」としての意識で、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」という独自の理論を持っていた。強欲で狡猾な金貸し老婆を殺害し、奪った金で世の中のための善行をしようと企ててはいるが、酒場で出会った酔っ払いの退職官吏、その後妻カテリーナ(麻実れい)とその貧乏な家族たちを見ると質入れで得たお金もすべて渡してしまうのだった。
そしてついに殺害を実行するが、殺害の現場に偶然にも居合わせた老婆の妹までをも殺してしまう。この日からラスコリニコフは罪の意識、幻覚、自白の衝動に苦しむことになる。意識も失い数日間も寝込む彼を心配する親友ラズミーヒン(松田慎也)、上京してきた母プリヘーリヤ(立石涼子)と妹ドゥーニャ(南沢奈央)。さらには謎の男スヴィドリガイロフ(山路和弘)の登場もあり、サイドストーリーでは当時のロシアの生活を描きながら、彼をとりまく物語は興味深く進んでいく。
そして老婆殺し事件では、ラスコリニコフを疑う国家捜査官ポルフィーリ(勝村政信)との息詰まる論戦もあり、ついには真犯人だと名乗る男まで登場。犯罪者の心理を描いた倒叙ミステリーの要素も持ちつつスリリングな展開となっていく。
馬に踏まれて死んでしまう退職官吏の娘・娼婦ソーニャ(大島優子)の家族のためへの自己犠牲の生き方に心をうたれて、最後には自首するラスコリニコフ。正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決など普遍的かつ哲学的なテーマを扱いながら、最後には人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズム大作である。

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