土屋太鳳&北村匠海の“特別な才能”とは?『春待つ僕ら』キャスティング秘話に迫る

Movie Walker

2018/8/7 18:07

あなしん原作の人気少女コミックを土屋太鳳、北村匠海ら旬の若手キャストで実写映画化する『春待つ僕ら』が12月14日(金)より公開となる。ひとりぼっちだった女の子とバスケ部の男子たちの青春を描く本作。撮影現場を訪れ、平川雄一朗監督と春名慶プロデューサーにキャスティング秘話を直撃。世代をリードする役者となった土屋と北村の“特別な才能”について、語ってもらった。

ひとりぼっちだった女子高生・美月(土屋)が、バスケ部の四天王(北村、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友)と出会い、小学校時代の幼なじみ・亜哉(小関裕太)を巻き込みながら、恋と青春を繰り広げる姿を描く。監督は、『ROOKIES 卒業』(09)の平川雄一朗。スポーツの生み出す感動をすくい取ってきた監督だけに、バスケシーンの撮影にも熱がこもる。現場を訪問すると、運動神経抜群のメンバーがバスケに熱中している姿を目にすることができた。

公園にバスケットコートを設置し、原作の世界を再現。四天王が子どもたちとバスケするシーンでは、それぞれが汗をかいてコートをかけ回り、見事にシュートを決めてみせる。4人ともバスケ経験者とあって、息の合ったパス回しが展開。子どもたちのテンションも高めるように4人が場を盛り上げるなど、見ているこちらもワクワクするようなひと時だった。

「バスケは、原作でもカッコいいシーン。実写でやるには、本当にうまい人がやらないとカッコよく見えない。気合が入りますよ!」と語りながら、何度もキャストを走らせていた平川監督。そしてコートの向かいには、美月が働くカフェが。ウッド調の温かみある店内から、土屋が「いらっしゃいませ!」と記者陣にお茶目に挨拶するひと幕も。撮影の合間にはキャストたちが談笑し合うなど、仲睦まじい様子を見せていた。

現場では“本気のバスケ”を目撃したが、春名プロデューサーは「本作のカラーとなるのは、バスケ、友情、恋」とコメント。漫画原作の実写化が数多く誕生している邦画界において、観客にとっても新鮮な魅力が必要となるなか「恋物語ではあるけれど、4人の男子と美月の“仲間の絆”を描く物語でもあります。とりわけ、4人がバスケにひたむきに向き合っている姿を描くという点は、これまでの少女コミックの実写化にはないことだと思います」と本作の個性をアピールする。

だからこそ「平川監督を抜てきした」とのこと。「本作のバスケを通した男の子たちの絆、仲間感はどこか『ROOKIES』にも通じるところがあります。平川監督はティーンの友情、絆といったヒューマンな部分にスポットライトを当てるのが得意」と信頼感を吐露。平川監督は「少女コミックに挑むのは初めてです。僕にできるのかという不安はありましたが、挑戦してみたいと思いました。“人が人を好きになる距離感”を捉えることはラブストーリーでもあり、人間ドラマでもあります。撮影は新鮮かつ、とても楽しい」と新境地への手応えを語る。

キャスティングのこだわりを聞いてみよう。ヒロイン・美月(みつき)を演じる土屋については、「土屋さんには、ひたむきで愚直というパブリックイメージがあり、まさにそれは美月そのもの。彼女しかイメージが湧かなかった」と春名プロデューサー。「土屋さんもアスリート気質なので、“バスケにひたむきに向かっている4人を応援する”という美月の眼差しが、自然に備わっている」と理想のキャスティングが叶った形だという。

さらに春名プロデューサーは、土屋の役者力について「共感性が高いこと」と分析する。「土屋さんがあるキャラクター演じることで、観客の方、とりわけ若い観客にとってはフィクションのなかで起きていることを我が事のように感じられるんだと思います。そういう魅力が、彼女にはある。だからこそ制服を着せても共感を呼ぶし、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のように難病に侵された女性を演じても感動を呼ぶ」。

一方、平川監督はどんな演出をしたのだろか?平川監督は「『16歳の魂があれば、16歳になる』という話をしました。土屋さんは23歳になったいまも進化し続けているし、美月も成長していく。その点でも重なると思います」と言い、「振り返るカットを撮った時に“ゾワッ”としたんです。それはなにかを“持っている人”のなせる技」と土屋の存在感に惚れ惚れとしていた。

美月を見守るイケメン四天王のひとり、永久(とわ)役には、北村をキャスティングした。春名プロデューサーは「永久はとても難しい役。完全無血のヒーローでもないし、王子様でもない。でも、相手の弱さを認められる“受容性”を持っている男子。北村くんも、同じ雰囲気を漂わせています。彼とは『君の膵臓をたべたい』でもご一緒したんですが、ナイーブさや脆さを表現できる役者。かつ、イケメンでもあり、思慮深さもある。王子様を演じられるイケメンはいても、彼のようなナイーブさを表現できる人はなかなかいません」とこちらもドンピシャのキャスティングだったことを告白。

平川監督は「彼は本番になると、必ずバスケのシュートが入るんですよ。彼も“持っている人”ですね」と太鼓判を押すなど、「彼らしか考えられなかった」というキャスティングに自信をのぞかせていた。(Movie Walker・取材・文/成田 おり枝)

https://news.walkerplus.com/article/157416/

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