SpaceX「着陸したブースターを来年から24時間以内に再発射してみるよ」

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Image: SpaceX via Gizmodo US

高性能になって再利用&コストダウンに貢献します。

宇宙旅行から帰還したカプセルやロケットのブースターなどを再利用し、少しでもコスト削減しようと努めているイーロン・マスクのSpaceX。

2019年から24時間以内の再発射を実行


NextBigFutureによりますと、これまでは早くとも数ヶ月ほどで機体の再利用をしていたSpaceXですが、2019年からはそのスパンを24時間にする試みを開始する計画とのことです。まずは2018年5月11日に飛んだ「ファルコン9ロケット・ブロック5」のブースターを8月7日に再発射する予定が、その焦点になります*。

*発射は成功し、ブースターの着陸も成功しました。こちらがその動画です!


ブロック5はファルコン9の最終型


florida todayいわく、従来のブロック4と違うのは、まず余計な塗装はやめて、防水&防熱の黒い塗装のみに留めたこと、性能が上がり推進力が771トンほど増したこと、着陸用の脚に施された防熱処理が、少しのメンテで済むため次の飛行までの時間を短縮できること、ファルコン9シリーズはこれ以上作らないので、研究・開発費が不要になったことが挙げられています。

こういった工夫により、以前のファルコン9ロケットの打ち上げには6,000万ドル(約67億円)の費用がかかっていましたが、ブロック5の打ち上げ費用は5,000万ドル(約55億円)にコストダウンしています。

再利用でさらなるコストダウン


さらに、ブロック5は最小限のメンテで10回、中程度の改修を行えば100回の再利用を見越して作られています。再利用できると、発射のたびにそれだけ製造費が割り算できるので、かなりの高コスパになるんですね(メンテナンス費や燃料費はかかりますが)。

ブロック4以前のブースターは最大でも2回再利用されただけだったので、ブロック5の割り算がいかにスゴイか分かります。イーロン・マスクはよく、東京からニューヨークに行くたびに飛行機を使い捨てていたら、ほとんどの人はチケット購入できないよ、といった感じでロケットと飛行機でたとえていましたね。

ロケットが飛行機のような存在になることで、僕たちが宇宙に行ける日も近づいて来ていますよ!

Source: NextBigFuture, florida today

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