VISAカードで五輪目指すアスリートを支援、ビザとJOCが寄付プログラム発表


2020年7月24日の東京2020オリンピックの開幕まで2年を切った。そんな中、ビザ・ワールドワイド・ジャパンが、日本オリンピック委員会(JOC)と共同で「JOCオリンピック選手強化寄付プログラム with Visa」を提供すると発表した。VISAカード利用者が、五輪を目指すアスリート支援目的の寄付をすると、ビザが寄付額と同額を追加してJOCに寄付をするマッチング形式のプログラムだ。寄付受付期間は9月から2年間。一口500円から。

この寄付プログラムは、一口500円からVISAカード利用者であれば誰でも寄付ができ、ビザが同額を追加して寄付金額の倍額をJOCに寄付するというもの。五輪出場を目指すアスリートの強化費として使われ、いったんJOCが受け付け、各競技団体に配分される。ビザが用意したマッチング分の費用は2000万円で、上限に達すると同額の追加分はなくなるが、寄付自体はそのまま受け付ける。

ビザがこうした寄付プログラムを提供するのは世界でも初めての取り組み。2015年からはVISAのポイントを寄付するプログラムを提供しており、440万円分の寄付が集まっているという。今回のプログラムは、直接寄付を行えるプログラムであり、マッチングにより寄付金額の倍額が寄付されるため、「大変ありがたいプログラム」とJOCの竹田恒和会長も歓迎の意向を示している。

発表会に登壇したロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストの村田諒太選手は、「金銭的なもの(課題)を抱えている選手は多く、主たる収入源がアルバイトだとアスリートとは呼べない」と現状の問題点を指摘。「競技に専念できる環境を作ってあげるのが大切で、(寄付プログラムで)少しでもサポートしてもらい、1日に2時間でも働く時間が減れば、練習時間が増える」と、寄付プログラムへの期待を寄せる。

「メダルを取るまでが大変で、それまで選手をサポートする体制がないので、こういったキャンペーンでサポートしてもらえるとありがたい。金銭的な問題で競技に集中できないという人もいるが、このプログラムのおかげでメダリストが増えると思う」と村田選手。アスリートに直接支援できる数少ない機会であり、「メダルと取るためにサポートしてあげるんだとして、協力してもらえれば」と支援を訴える。

決済テクノロジースポンサーであり、1986年からオリンピックのワールドワイドスポンサーであるビザは、アスリートの支援を目的とした「Team Visa」プログラムを実施しており、東京五輪ではサーフィンの五十嵐カノア選手、競泳の瀬戸大也選手、BMXの中村輪夢選手をサポートしており、ビザ・ジャパンの安渕聖司社長は、「幅広い競技、多様なバックグラウンドからなるアスリートのメンバーを拡充していきたい」と話す。

ビザやJOCでは、今回の寄付プログラムの提供で、さらにアスリートへの支援を拡大し、東京五輪開催に向けた環境整備を拡大するとともに、開催への気運を高めたい考えだ。

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