バナナは皮も花も食べられる!?専門家に話を聞いた!

8月7日は、「8(バ)」「7(ナナ)」の語呂合わせから、「バナナの日」だ。かつては贈答品やお見舞い品にも用いられたほど、高級品だったという時代があるバナナ。今は1年中出回っていることもあり、ケーキやパフェなどのスイーツには欠かせないものとなった。そんなバナナについて「バナナの日に知りたいバナナの豆知識」、「【8月7日はバナナの日】超簡単!バナナを長持ちさせる裏技」といった記事を「教えて!gooウォッチ」ではこれまで紹介してきたが、バナナについて知りたい情報をキャッチしてしまった。どうも、バナナはその皮や花まで食べられるというのだ。そこで今回は、日本バナナ輸入組合広報室・山田結子さんに話を伺った。

■「バナナの皮は食べられない」わけではない?

バナナは皮をむき、中身を食べる果物であるというのが一般的な認識だろう。しかし、中には特殊農法で栽培された鹿児島県の「ともいきバナナ」や、岡山県の「もんげーバナナ」など、皮ごと食べられるものもあるようだ。その違いはなんだろうか。

「実は、バナナの皮は『食べられない』訳ではありません。日本で流通しているバナナは、ほぼ100%輸入されています。その際、厚生労働省が定める『公定法(検査結果のバラツキを少なくするために、農薬の種類や食品ごとに試験法、検体の調整方法、使用する分析機器、検査手順などが細かく定めたもの)』と呼ばれる試験法でバナナの残留農薬検査を行っています。バナナの検査部位は『果柄部(果実の柄になっている部分)を除去したもの』と設定されており、皮ごとすべて分析して確認しています」(山田さん)

最近は、「フリット(甘めに揚げたてんぷらのような料理)」や「スムージー」など、ネット上には、バナナの皮を使った料理を紹介するサイトもあるようだが、基準をクリアしたバナナが流通しているので、食べても問題ないとのこと。ちなみに国内産で皮まで食べられることをうたったバナナは、無農薬で育てられているようだ。

■バナナの花を食べている人がいるって本当?

皮は食べられることが分かったが、花はどうだろう。

「日本では、あまり知られていませんが、フィリピンをはじめ、インドネシア、タイといった国々で『バナナの花』は食用とされています。市場や小売店などでも、食用バナナの花や水煮の缶詰などが販売され、さまざまな料理に用いられています」(山田さん)

バナナの花バナナの花

バナナの花は苞葉(ほうよう=つぼみを包んでいた葉)に挟まれている白い小さな花で、「雌花」(子房が大きく、これがバナナの果実になる)、「雄花」(果実にはならない)がある。食用になるのは、「バナナハート」と呼ばれる、雄花を含む赤紫色をした先端のつぼみ全体。苞葉をむいていくと芯が現われ、これを水にさらし、アク抜きしてから料理に使うとのことだ。

「バナナハートは細かく刻んで炒めたり、あるいは、芯ごと茹でたりして、野菜として利用されています。一般的な料理方法として、ココナツミルクなどと一緒に炒める、春巻や野菜炒めの具にするなどされます。また、タイの有名な焼きそば『パッタイ』(ライスヌードルを炒めた料理)、カレーやスープ、サラダなどにも使われます」(山田さん)

火を通すと渋みが消え、タケノコのようなシャキシャキとした歯ざわりが楽しめるという。なお、バナナの花はわずかだが日本でも購入することは可能だ。水煮の缶詰なら比較的簡単に手に入るようだ。

これを機に、実だけでなく皮、花を使った料理にも挑戦して、奥深いバナナの味わいを楽しんでみてはいかがだろう。

●専門家プロフィール:山田 結子
日本バナナ輸入組合広報室。バナナの輸入調査や統計、安全性の知識普及に関する活動、バナナ普及に関する広報活動を行う。WEBサイト「バナナ大学」でも、バナナに関するさまざまな情報を発信中。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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