タイヘイ夢路さん死去 88歳 浪曲漫才「タイヘイトリオ」で一世を風び

 昭和30年代から40年代にかけて一世風びした浪曲漫才「タイヘイトリオ」のタイヘイ夢路(たいへい・ゆめじ、本名・辻本節子=つじもと・せつこ)さんが先月31日、肝硬変のため、大阪市内の病院で死去した。88歳。奈良県出身。葬儀・告別式は近親者らで行った。

 長年、所属していた関西演芸協会の会長で親交の深かった落語家・桂福団治(77)によると、一昨年までは協会主催「関西演芸協会まつり」にも参加していたが、最近は体調を崩して入院していた。前日までは病室でテレビを見るなど比較的元気だったが、亡くなる日の午前に見舞いに行った際はすでに話ができない状態で「またくるよ」と声をかけたが、夜に娘さんから連絡が入ったという。

 若い頃から同じ舞台に立って勉強させてもらったという福団治は「あの芸を後世に伝えていかねばならないと思います」と悼んだ。

 夢路さんは50年ごろにタイヘイ洋児と夫婦漫才コンビを結成。まもなく、姉のタイヘイ糸路を加えて3人組となり、洋児が失踪した後はタイヘイ原児(2002年死去)が加入した。三味線を手に「またもでましたロマンショー~」などと歌って人気者になり、弟子にレツゴー三匹、ザ・ぼんちらがいる。

 また、女優としても活動し、NHK連続テレビ小説「よーいドン」(82年)「てるてる家族」(03年)などにも出演した。

 

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