「半分、青い。」108話。佐藤健再登場でふたりの第二章のはじまり

エキレビ!

2018/8/6 08:30

連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK 総合 月~土 朝8時~、BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~)
第18週「帰りたい!」第108回 8月4日(土)放送より。 
脚本:北川悦吏子 演出:深川貴志

108話はこんな話
涼次(間宮祥太朗)と別れ、鈴愛(永野芽郁)は花野(山崎莉里那)をつれて岐阜に帰った。

祥平さん、りょうちゃんをよろしく。
涼次に恋してる、と引き止めたが、涼次には「ごめん」「カンちゃんを、よろしく」と断られてしまった。
鈴愛はそのあとすぐに「さよなら」と諦めがいい。
子どもがいなければあっさり結論出してもいいのだろうけれど、子どもがいるのに・・・ともやもやしてしまったが、問題はそのあとだ。

鈴愛「祥平さん、りょうちゃんをよろしく。(立ち上がって深くお辞儀)涼次さんをよろしくお願いします」
元住吉「わかりました」

元住吉が女性だったら・・・妻が話し合いの結果、不倫相手に夫を渡すようなやりとりのようにも見える。
元住吉と涼次のカップルに鈴愛が横恋慕して略奪して結婚したものの、結局元カノ・元住吉に涼次は帰ってしまった感じ。それがちょっと面白かった。

空は、青
救いは、クールフラットを出たとき空が青かったこと。
漫画家辞めるときも空は青だった。
この清々しさで、一瞬、けろっとなる人もいると思う。
人間の集中力はあまり保たないもので、声の大きいほう、刺激の強いほうに引きずられる。
鈴愛は気持ちをきりかえ、故郷・岐阜に戻りたいと考える。
1990年高校卒業と同時に東京に出てきて、現在2008年、18年間、それまで一度も故郷に帰りたいと思ったことはなかったとは。
いや、一回、秋風にクビになったとき帰っているではないか。あれは帰りたくないけど帰らざるを得なかったのか。
漫画家辞めたときは意地もあって帰らないと踏ん張ったのか。
私は残念ながら上京経験がないのでそのへんの気持ちが実感できない。
ただ、なんかとんでもなくいやなことがあったときは、水は下に流れるではないが、つい気楽に頼れそうなところに連絡をとってしまうことはありがちと思う。
たとえこれまでいっさい連絡をとってなかった相手でも連絡してみてつながって受け入れてくれそうだったらそっちに流れる。
人間ってそういうふうにできている気がする。

そして岐阜、そして律
うまい、と思ったのはつくし食堂にブッチャー(矢本悠馬)を配置したこと。
菜生(奈緒)と結婚して、こどもがふたり生まれ、西園寺不動産を継いで、けっこう順風満帆そうなブッチャーが草太のカツ丼を食べに来ているところへ鈴愛が帰って来る。
なぜ、裏口を使わない、商売人のルール無視やな~というのはさて置き。
客でごった返す店内で「振られた」とかなんとか鈴愛の事情が語られる。
それを「奥で話したら・・・」と止めるのはブッチャーの役割。
さらに、花野がブッチャーの顔を笑って彼と鈴愛の子ども時代が蘇るという趣向。

たちまち前半の岐阜編に塗り替わったところに、律(佐藤健)の登場だ。
東京編から岐阜編へ・・・鮮やかな切り替わり。こういうところがじつに巧みだ。
最後に「ふたりの第二章のはじまり」と煽って、19週へと橋をかけた。


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もうひとつうまいと思ったのは、帰ってくる鈴愛と花野が「ふるさと」を歌っていて、その歌詞に「夢はいまもめぐりて」(歌詞 高野辰之)というのがあること。
主人公はめぐりめぐって故郷に帰ってきたのである。生々流転。
(木俣冬)

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