スクエニグループのLuminous ProductionsとNHKが作った、『人類誕生』のCG映像が海外で大注目されている

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Image: (C)2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by Luminous Productions

今、海外でかなり見られている日本のYouTube動画があるのをご存知でしょうか?

トップ画像を見てピンときた人も多いかもしれませんね。そう、NHKが4~6月にかけて放送した『NHKスペシャル 人類誕生』の再現CG映像です。

教育VTRとは思えないリアルな面白さ


5月11日から4本公開していますが、6月下旬から海外で注目され始め、それから30日で4本合わせて5000万再生突破。こういった教育テレビの動画としては異例の伸び率らしいですよ。

「240万年前の人類のライバルはハイエナ!?」
約3200万回再生、記事公開時点
https://www.youtube.com/watch?v=_RauDD0mQS4

「370万年前の人類は虫を食べていた!」
約2000万回再生、記事公開時点
https://www.youtube.com/watch?v=0jdcR8jr3d0

「440万年前の人類は愛妻家でイクメンだった!?」
約1000万回再生、記事公開時点
https://www.youtube.com/watch?v=Ps6Q5p0CcQw

「180万年前の人類はマラソンランナーだった!?」
約800万回再生、記事公開時点
https://www.youtube.com/watch?v=k196j8ZkwT8

生物好きの私はこのシリーズを楽しみにしていました。ストーリー性が高いし、なにより人類の進化の歴史という大きなくくりで淡々と説明するのではなく、進化してどう我々日本人に繋がるかをドラマ仕立てにして掘り下げているので見ていてワクワクしました。内容も専門家の学術的な見解のもとに作られているそうです。

ゲームの挿入動画のようなカットが面白さの要因に?


映像を担当したのは、スクウェア・エニックス・グループの傘下で今年3月に誕生した田畑端氏率いるLuminous Productions(ルミナス・プロダクションズ)。『FINAL FANTASY XV (ファイナルファンタジー15)』のディレクターを務めた田畑氏がゲームではなく、テレビ番組のCGをやったということで海外でも注目されたみたいです。

放送されたときは気づきませんでしたが改めて見ると、これらの動画って科学動画でありながら映像の構成がゲームの挿入動画みたいですよね。まるで猿人を人間に進化させるゲームのよう。さすが、ゲーム発のエンタメ・コンテンツをキャッチフレーズにするだけのことはあります。

映画やゲームで使われるモーションキャプチャーを使用


猿人の動きがリアルだし重さを感じさせますが、これにはモーションキャプチャーの技術を使っています。人や物体にマーカーをつけてデジタル的に記録し、CGで作ったキャラクターに合成するというもの。

かれこれ10年以上前にモーキャプ俳優さんとお話しさせてもらったことがあるんですが、そのときに、モーキャプ用演技は普通の演技と異なり、呼吸すらしっかりと見て感じ取ってもらえるようにしなきゃいけない、と聞きました。『人類誕生』も、ナレーションやセリフに頼ることができないから、演技と見せ方が重要視されたと思います。そのときの話を思い出しながら、ゲーム発のエンタメ・コンテンツと科学的教育番組が最適な形でマッチしたのだろうな、と思いました。

『人類誕生』のCGを担当したことで世界からも注目されているLuminous Productionsは現在完全新規IP製作中。どんな作品なのか気になりますね。

Source: YouTube(1, 2, 3, 4

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