立ち食いそば散歩 第119回 田端「本場さぬきうどん 親父の製麺所」の「梅おろしぶっかけ」で涼を満喫


今回は、おなじみNRE(日本レストランエンタプライズ)系列(JR東日本の飲食事業子会社)の店舗からお届けしたい。数多くあるNREのうどん・そばブランドであるが、中でも「本場さぬきうどん 親父の製麺所」は本場・香川県で製麺したうどんを味わえる本格派の店舗だ。この日訪れたのは、田端店。ほか、秋葉原や大崎など現在6店舗展開中である。

JR山手線「田端」駅、北改札を入ってすぐ左手側にある。メニューポスターが目立つように設置されているので、見かけたことがある人も多いのではと思う。メニューをちらりと眺め、アタリをつけたら早速中に入ろう。
○ランチタイムの賑わう店内へ

時間は平日の12時半頃、ランチタイム。店内はご年輩の男女やサラリーマン男性を中心に5~6人ほど先客がいたか。座席はすべて着席タイプ、手前にカウンターで奥にテーブルもある。キャパにすれば20人以上は入ると思われるため、まだ比較的ゆったりしているほうだ。

注文システムは、よくあるセルフタイプのさぬきうどん店と同様。最初に口頭でうどんを注文。丼を受け取ったらそれをお盆にのせつつ、好きな天ぷらをとって、最後に会計となる。今日のセレクトは「梅おろしぶっかけ(冷・並)」(510円)に「とり天」(150円)をつけた。支払いは交通系ICカードで。さすがNRE。
○火照った身体に沁みる夏らしい一杯

ピシッと冷たくしまった麺は、ツルツルシコシコで絶品。喉を通るたびに、蒸し暑く火照った身体が生き返る。梅干しははちみつ多めで優しい酸味。大根おろしも清涼感にさらに一役買っている。デフォルトでネギ多めなのもこれまた嬉しいポイントだ。そして、さぬきうどんといえば(?)、個人的にはやはりとり天。旨味たっぷりのスッキリとしたダシにつけながらジューシーなとり天を頬張る。追っかけて、また冷たい麺をすする。梅干しをかじって、また麺を一口……あっという間に完食してしまった。心身ともに夏の癒やしになる一杯だ。

もちろんさぬきうどんは初めてではないが、これだけの味が身近で気軽に味わえると思えばコストパフォーマンスは抜群である。都内店舗は多い方ではないが、見かけたらぜひ立ち寄っていただきたい。

○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)
1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に銭湯を紹介する同人誌『東京銭湯』『三重銭湯』『尼崎銭湯』などをこれまでに制作。

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