五輪イヤーにサマータイム本格導入? 「それより日本に必要なのはテレワーク」との声も

しらべぇ

2018/8/6 17:30


(beer5020/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

政府・与党は、東京五輪・パラリンピック大会のある2020年に、サマータイムを導入する可能性が高いことが報じられた。

同じタイミングで、最高気温予想が35℃以上のときは、出社せずに自宅などで業務を行う「猛暑テレワーク」を導入・推奨する企業が取り上げられ、ネットでは「サマータイムよりテレワーク」との声が挙がっている。

■「サマータイム」本格導入か


政府・与党は、2020年の東京五輪・パラリンピックの酷暑対策として、夏の時間を2時間繰り上げるサマータイム導入に向け、「秋の臨時国会への議員立法提出を目指す」と本格的な検討に入ったことを産経新聞が報じている。

「選手や観客らの熱中症対策には、抜本的な運営の見直しが必要」との声を受けて、最も暑い6~8月を軸に数カ月間だけ2時間繰り上げる方向で検討している。

東京五輪・パラリンピック大会の前年2019年に試験導入し、問題点などの改善を経て2020年に本格導入する案が有力とのこと。

■サマータイムよりテレワーク


この報道と同じタイミングで、ネットニュースねとらぼでは「猛暑テレワーク」という制度を実施しているIT企業を紹介。

同社は2015年から、最高気温35℃以上の予想を受けると、時間や場所の制約を受けずに自宅などで柔軟に働く制度「猛暑テレワーク」を導入している。

同社のソフトウェアで気象庁から毎朝5時に発表される当日の最高気温予想を入手。35℃以上の予想を受けると、社員のスマホにテレワーク推奨日であることを連絡し、通知を受けた社員は同社開発のアプリからテレワーク申請ができる…というものだ。

同社のLINEを使った「猛暑日予報通知サービス」は希望企業や個人に無償提供し、猛暑日のテレワークの普及拡大を推進している。こうした報道を受けて、ツイッターでは「サマータイムよりテレワーク」の声が多数みられる。








■現在の日本の仕事満足度は35.6%


しらべぇ編集部は全国の20~60代の有職者672名を対象に「今の仕事に満足しているかどうか」調査を行った。全体では35.6%が満足と回答。

(©ニュースサイトしらべぇ)

年代別で見ると、20代~40代までは大きな変化は見られないが、60代になると満足している割合は60%と最も高くなっている。

ブラック企業の話題が絶えない昨今だが、50代以降は仕事内容・給与面などで安定し、時間の使い方なども融通がきく年代なのかもしれない。

■気付きと課題は


政府は7月23~27日までの5日間、官民一体のキャンペーン「テレワーク・デイズ」を実施し、1380社が参加・約30万人がそれぞれに合った働き方を実践した。

たとえば、これまで時短勤務を余儀なくされてきた育児中の女性社員は、自宅でのテレワークとフレックスタイム制度を組み合わせて「フルタイム」の勤務が可能であることに気付くなど、多様な働き方があることが実証された。

一方で、IT環境の違いでテレワークができない業務があること、派遣・契約社員には難しいという課題も出てきた。可視化して気付きや課題を得ることは、ライフワークバランスを考えていくためにも大きな前進になるのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の有職者男女672名(有効回答数)

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