映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』が、『フェルメール展』とタイアップ決定

SPICE

2018/8/6 17:23


2018年10 月 6 日(土)より公開となる映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』が、10月5日(金)から上野の森美術館で開催される『フェルメール展』とタイアップすることが決定した。

絵画ファンとミステリーファンを熱狂させた世界的ベストセラー本を英国が誇る最高のスタッフ・キャストで映像化した、『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』。本作は、「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という原作者の思いから生まれたベストセラー小説を『ブーリン家の姉妹』のチャドウィック監督と『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞(R)を受賞したトム・ストッパードの脚本により映画化。
(C) 2017 TULIP FEVER FILMS LTD.  ALL RIGHTS RESERVED.
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ソフィアを演じたアリシア・ヴィキャンデルは「真珠の耳飾りの少女」をオマージュした衣装や、フェルメール・ブルーのドレスをまとい、清楚だが身の内に熱い想いを秘めた女性を体現している。若く美しい画家のヤンには、『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン。そのほか夫のコルネリス役にクリストフ・ヴァルツ、チューリップを栽培する修道院の院長役にはジュディ・デンチなどのオスカー俳優たちが名優の称号にふさわしい演技で観る者を物語へと引き込む。
ヨハネス・フェルメール《手紙を書く婦人と召使い》1670-1671年頃  アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection)  Photo (C) National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4535
ヨハネス・フェルメール《手紙を書く婦人と召使い》1670-1671年頃  アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection)  Photo (C) National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4535

今回の『フェルメール展』で日本にやってくる作品《手紙を書く婦人と召使い》や《恋文》のように、フェルメール絵画を読み解くうえでのキーワードのひとつに、「女主人と女中」が挙げられる。《手紙を書く女と召使い》では、床には手紙と封蠟が落ちており、一心不乱に手紙を書く女のそばで待つ召使(女中)の表情には何か含むところがあるようで、物語の予感を誘う。本作においても、主人公・ソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)と女中・マリア(ホリデイ・グレンジャー)が、共犯関係とも言えるような主従関係を繰り広げ、物語をドラマティックな展開へと導く。許されない恋を叶えるため、主人公と女中が遂行した驚くべき計画とは……?

映画場面写真 女主人と女中 (C) 2017 TULIP FEVER FILMS LTD.  ALL RIGHTS RESERVED.
映画場面写真 女主人と女中 (C) 2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

フェルメールは今でこそ人気画家となったが、作品数は極端に少なく、今なお謎めいた画家のままで作品を通してしか触れることができない。しかし、本作はフェルメールの生きた時代を描き、そしてフェルメール世界へのオマージュに満ちています。女主人と女中の密やかな共犯関係をはじめ、鮮やかなフェルメール・ブルーのドレス、薄暗い室内に差し込む光……。本作を観ることで、より深くフェルメールの世界へ入り込むことができるだろう。

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