店内で不審者に遭遇したら…もしものための対処法

日刊SPA!

2018/8/6 15:53



漫画喫茶と新幹線内で立て続けに起きた無差別殺傷事件により、通り魔犯罪の密室化が危惧されている。想定しうる限定的状況の中で危険人物と接触した場合の回避策と対策を考察した。

◆不審者チェックと逃げ道の確保がすべてを左右する

海外では、店舗内でテロが起こることは珍しくない。日本でも今後ないとは断言できないほど物騒な情勢である。

防犯ジャーナリストの梅本正行氏は、次のように話す。

「喫茶店であれば入り口近くの席に、入り口のほうを向いて座っておくことが鉄則。また、『変だな』と思う人物が入って来た場合はその真偽はさておき、すぐに店を出る。または動向を注視し、万が一その人物が暴れた場合の行動をシミュレーションすることです。斬りかかられることを想定してスーツを腕に巻きつける、女性ならばどう逃げるかなどですね」

一般人からすると少々やりすぎ感は否めないが、「犯罪被害を最小限に食い止めたいのであれば、そのくらいは習慣化すべき。防犯対策とは起きてからどうするかではなく、いつ起こるかわからないという意識を持つこと」と警告する。

「場所によって変わってくるが、密室での有事対策は逃げるしかない」と語るのは元刑事で刑事ジャーナリストの小川泰平氏。

「いざ起きた場合は、1秒でも逃げる時間を確保することが重要。出入り口が一つしかないような場所は、出入り口付近は危険。店内の様子が見渡せるような位置にいたほうがいいですね」

今、もし暴漢が現れたら……を想定し行動計画を立てることが、密室でのすべてなのだ。

《店舗での危険人物事前防犯ポイント》

・出入り口が二つある場合は真ん中、一つしかない場合は全体を見渡せる位置が安全だ

・不審者らしき人物が入ってきた場合は警戒し、逃げ道などを想定する。場合によっては退店する

【梅本正行氏】

防犯ジャーナリスト。一般社団法人日本防犯学校学長。予知防犯を提唱し、犯罪現場の環境、手口、事件の内容を検証。犯罪が起きにくい社会環境をつくる「防犯法」設立を目指し活動中

【小川泰平氏】

刑事ジャーナリスト。神奈川県警、警視庁に30年勤務し、刑事として国内外の捜査に携わる。各種事件や犯人像のプロファイリングに定評がある。著書に『ニッポンの刑事たち』(講談社)など

― [危険人物]対策マニュアル ―

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