小学生が月1万円で通える習い事――海外10カ国でこんなに違う

日刊SPA!

2018/8/6 15:54



海外で暮らす日本人の数は135万人に上り、過去最多に。最近は働き盛りのサラリーマン移住も増えているという。そこで今回、日本人の平均年収500万円の海外暮らしを検証。そのリアルな生活レベルと限界値に迫った!

◆アメリカで野球は無料!? シンガポールはレッスン料が割高

移住にあたって子供の教育環境は整えたいが、年収500万円男が払える教育費・月1万円(FP飯田道子氏により算出)では予算がまったく足りない。日本でも公立に通うのが精いっぱいだ。

「どの国でも現地の日本人学校に通わせるのが一般的ですが、比較的安いインドネシアの場合でも、入学金3万1680円に加えて、初年度は年間41万8176円かかるため予算オーバー。今回挙げた10か国では、パラグアイの日系私立学校である三育学院を除き、基本的に授業料が無料で通える公立校しか選択の余地はありません」(海外移住事情に精通するフリーライターの安田修氏)

また、海外では子供が一人で出歩くのは危険なため、別途費用負担を念頭に置くべきだという。

「公立校でもスクールバスを使用するのがポピュラーですが、月に2万~3万円かかる場合も。ただ予算オーバーになるので、送り迎えが簡単な学校の近くに住むのがオススメです」(自身もタイに移住した経験を持つライター&編集者の室橋裕和氏)

ならせめて、子供に習い事をさせたいのが親心。月1万円で通える習い事は何か。

「オーストラリアで水泳が1500円ほどで月7回。月謝制ではない習い事なら、予算に合わせた調整もできると思います。また、台湾なら語学のレッスンが1回2000円程度で月5回。シンガポールは習い事も高い国なので、予算内だと受けられる回数も少なく、英語教育などは自宅ですることがほとんどです」(生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏)

外国語が自然と身につくということで、譲歩せざるを得ない。

小学生が月1万円で通える習い事は…

Good!◎<アメリカ>ゴルフレッスン月3回とベースボールも!

ゴルフの1時間グループレッスンを30ドル(3312円)で受けられる。アメフトは防具が高価で予算オーバー。野球のリトルリーグはボランティア運営のため無料

<カナダ>テニスは通えるがアイスホッケーはNG

地域施設で教える安価なレッスンも多く、テニス6回で105カナダドル(8948円)。ただ、アイスホッケーは同じレッスン数で162カナダドル(1万3086円)でNG

<パラグアイ>ほぼ毎日通える!? 武術を習って最強に

武術の習い事が多く、テコンドー、柔術が1回1万グアラニ(200円)からレッスン可能。まとめてお金を払えない人が多く、月謝より1回ごとの支払いが一般的

<ドイツ>ピアノのプライベートレッスンを月4回

「音楽の国」ドイツでは、ピアノやバイオリン、チェロを習う子供が多く、プライベートレッスン30分を4回で75ユーロ(9787円)程度で受けられる

<ギリシャ>週2回の英会話レッスン

学校で習う英語があてにならず、多くの子供が英語塾に行くか家庭教師を頼む。家庭教師は、月謝80ユーロ(1万440円)で週2回のレッスンが受けられる

<タイ>月12回セットのムエタイ教室

子供を含めたビギナー向けのムエタイ教室が12回セットの料金で3000バーツ(1万260円)。1回あたり855円と格安。サッカーは週1回で2200バーツ(7524円)

Bad!×<シンガポール>アーセナル公式サッカースクールに月3回

英国の名門・アーセナル公式のサッカースクールでは、90分のレッスンが1回約40シンガポールドル(3312円)。他の国と比べるとやや高いが、月3回通える

Good!◎<インドネシア>バリダンス、ガムラン、サッカーと複数習える

バリダンス(週2回)と民族音楽のガムラン教室(週1回)が各月謝30万ルピア(2400円)ほど。サッカースクール、40万ルピア(3200円)で複数の習い事も可能

<台湾>月5回の中国語プライベートレッスン

日本人向けに中国語レッスンを行う台湾人が多く、相場は1時間あたり500台湾ドル(1855円)~。ただし、台湾は学歴社会でスポーツを習わせても得にはならない

<オーストラリア>ダントツで水泳が人気。予算内で月7回

1回あたりのレッスン料が17ドル(1428円)で、予算内で月に7回通うことが可能。プール付きの家も多く、子供が溺れないように習わす人も多い

【柏木理佳氏】

生活経済ジャーナリスト。豪州、シンガポールに在住歴あり。著書に『TOEIC400点だった私が国際舞台で”デキる女”になれた理由』(日本経済新聞出版社)など

【室橋裕和氏】

ライター&編集者。自身もタイに移住した経験を持ち、『移住者たちのリアルな声でつくった 海外暮らし最強ナビ アジア編』(辰巳出版)の編集を担当

【安田 修氏】

フリーライター。海外移住事情に精通。自身もカンボジアやラオスに移住していた経験を持つ。著書に『日本を脱出する本』(ダイヤモンド社)など

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