安田顕「何年かに一度の、渦巻くもの感じた」 映画「愛しのアイリーン」大阪舞台挨拶

Walkerplus

2018/8/6 15:04

「ザ・ワールド・イズ・マイン」やドラマ化された「宮本から君へ」で再び脚光を浴びた漫画家・新井英樹の傑作「愛しのアイリーン」が、古谷実の漫画原作「ヒメアノ~ル」を監督し評価された吉田恵輔監督によって映画化。9月14日(金)より公開される。「愛しのアイリーン」は、一世一代の恋に破れた42歳のダメ男・宍戸岩男(安田顕)は、家を飛び出しフィリピンへ。そこでコツコツ貯めた300万円を使い、嫁探しツアーに参加。30人もの現地女性と面会し、半ばパニック状態で決めた相手・アイリーン(ナッツ・シトイ)と国際結婚したことから始まるストーリー。

公開に先駆け8月3日(金)、大阪市北区の大阪ステーションシティシネマにて、舞台挨拶付試写会が開催され、上映前に主演の安田顕とメガホンを取った吉田恵輔監督が登壇。

大きな拍手で迎えられた2人。安田が「足を運んでいただき、有難うございます。宍戸岩男役を演じさせていただきました安田顕です。本日は宜しくお願いします」と挨拶。続いて吉田監督が「女の子多いですね。嬉しいですね。宜しくお願いします」と、冒頭から笑いを誘った。

大阪へは舞台の公演で来ることが多いという安田、大阪のイメージについて「感情を表に表すのが豊かな方たちが多い」と述べ、「この作品を観てどう感じられるかというのが楽しみ」と興味津々であることを明かした。吉田監督は、「大阪の方って結構言いたいことをワッて言うイメージがある。観た後の感想とか、東京の人達は気負ったような悪口も圧が弱いなと思っているのですが、圧強めで書いてもらってもドMなんで大丈夫ですよ」と再び笑いを誘った。

役作りについて安田は、撮影前に吉田監督と話をし、監督が20年に渡って温め続けてきた作品であることを聞かされ、「それなりの覚悟をもって向き合ってやっていこうと思った」と、撮影前を振り返った。長年の夢が叶い、作品を撮り終えたことについて吉田監督は「なんか甲子園の夏が終わったっていう感じですね」と述べると、すかさず安田が、「昨日抽選会だったばかりなので」とつっこむと、「3年の夏が終わったみたいな、燃え尽きた感じになっている」と現在の心境を吐露した。

撮影中の安田について吉田監督は「役が乗り移っているというか、ホテルを出た時から帰ってからもしばらくそうなので、岩男としてしか会っていないんですよ。これに懸ける想いが強いんだなという有難みと…、とにかく面倒臭いんですよ」と述べると会場中が爆笑。続けて「面倒臭いでしょ? こっちはオフってるのに、なんかそれがさぼっているみたいで」と正直な感想を述べた。

新潟とフィリピンでロケを行った本作。フィリピンでの撮影について安田は「楽しかったです。現場の雰囲気も」と言及。吉田監督は「日本人スタッフは5人くらいしか行っていませんでした。あとは現地スタッフで、毎回手に消毒をかけてくれて『Welcome』と言って、笑顔をくれる人がいたり…エンドロールに何て書けばいいの?と思う人もいました」と現場の雰囲気を明かした。

最後に吉田監督は「取材を受けていてもどういう映画であるかというのを言葉にするのが結構難しいんですよ。いい言葉が見つからないんです。今日みなさんが観てSNSにあげていただいて、もし素敵な言葉があれば次の取材でパクろうと思うので、何か僕にいい言葉を下さい。使われても怒らないで下さい」と最後まで笑いを誘うコメントを述べた。

そして安田は「僕は先に観させていただいたんですけれど、何だこれは、何かすごいものを観たなというものがあって、その日一晩眠れなくて、次の日ドラマの撮影だったんですけれど、それが全然頭から離れませんでした。何年かに一度あるかないかというような渦巻くものを感じました。皆さんがどう感じられたかというのを知りたいので、肯定的な意見でなくても、SNS等でリアクションをしていただければ幸いです」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。

※吉田恵輔監督の吉は土に口が正式表記(関西ウォーカー・南 華凛)

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