浦井健治が咲妃みゆ&秋元才加と愛を紡ぐ! ミュージカル『ゴースト』ついに開幕

SPICE

2018/8/6 14:22


浦井健治主演のミュージカル『ゴースト』が、8月5日(日)東京・シアタークリエにて初日を迎えた。初日前には、公開ゲネプロ(通し稽古)が行われ、それに先駆けて行われた囲み会見では、サム役の浦井のほか、Wキャストでサムの恋人モリー役を演じる咲妃みゆ&秋元才加、カール役の平間壮一、オダ・メイ役の森公美子が姿を現した。

(左から)平間壮一、咲妃みゆ、浦井健治、秋元才加、森公美子
(左から)平間壮一、咲妃みゆ、浦井健治、秋元才加、森公美子

本作は、1990年に公開された大ヒット映画『ゴースト/ニューヨークの幻』をミュージカル化したもの。演出を務めるのは『ミス・サイゴン』を手掛けたダレン・ヤップ。これまでブロードウェイやウエストエンド、ほかでも上演されてきたが、日本版ではそれらとは一味異なる、より演劇らしい見せ方でオリジナルの愛の物語を紡ぐという。

浦井健治
浦井健治

座長・浦井は「このカンパニーは演出のダレンさんを筆頭に皆仲が良く、和気あいあいとやってまいりました。ブロードウェイ版ともウエストエンド版とも違う日本版のミュージカルを一から作ったので大変でした。たくさんの人が愛してくれる作品になれたら」と意気込んだ。

咲妃みゆ
咲妃みゆ

昨年、宝塚歌劇団を退団し、これが退団後初のミュージカル出演となる咲妃は「初めてのことがたくさん詰まっていて、不安も大きかったですが、フレンドリーな方々ばかりなので、男性キャストに身構えることもなく、男性・女性問わず皆さんに助けていただき今日まで全力で取り組めました。あっという間の充実したお稽古期間でした」と振り返った。
秋元才加
秋元才加

一方、秋元は「モリーの楽曲はありがたいことに多く、でも難しいのも多かったです。歌に乗せて感情を表現するという点では、まだまだミュージカルに不慣れな部分があって、苦労した事もあったんですが、だんだん歌うことの楽しさを感じることができました。今はお客様に届ける楽しさでいっぱいです」と笑顔を見せた。

平間壮一
平間壮一

平間は自身が演じるカールがサムを結果的に陥れる役どころに触れ、「僕以外の皆さんは愛せるキャラクターなのですが……」と語り出すと浦井が「カールも愛せるよ!」と茶々を入れ笑いを誘う。改めて平間は「台本にカールの私生活などはあまり描かれていないんですが、自分自身ではああいう事をやるしかなかったという状況を作って皆さんにそれが伝わるようにしたかったんです。決してカールを悪いだけの人にはしたくなかった。お客様には『なんでカールはあんな事をしたんだろうね』と考えていただきたい」と役の見どころに触れた。

森公美子
森公美子

森はこれまでにもウーピー・ゴールドバーグが演じた役の日本版を演じてきた。「『シスターアクト』というウーピーの出世作をやり、またこの『ゴースト』のオダ・メイ役も彼女の代表的な役です。なんだかウーピーさんが私に憑依しているのではないかと思ったりしていますが、この役をいただいたときは『やった!』と思い、嬉しゅうございました。私が演じるオダ・メイは詐欺師ですが、そのオダ・メイが初めて霊とあってビビるというところが見どころです」と笑いを交えつつ話した。なお、本作のステージセットがかなり大掛かりになっており、浦井が「シアタークリエに納まらないのではと思うくらい」と言うと、森は「私が通れない場所が何か所かございます」と高笑いしていた。

終始笑いが絶えない会見でした!
終始笑いが絶えない会見でした!

本作にちなんで「超自然的なモノを感じた事は?」と話が振られると、森は「怖くて話せないことがあるんです。報道では未公開の話なんですが」と口火を切る。周りから「今、それを話していいの?」と突っ込まれると「概要だけ申します!」と前置きした上で「以前、車の運転をしていた時、青信号で左折したら、ロックしていたドアが4つとも開いたんです」と語り出す。「(詳細を)他人に話すと人に移るので、墓場まで持って行きます」と紹介していた。一方、秋元は「信じているけれど、実際の霊的体験は思いつかないですね」とつぶやくなか、平間は「鳩のフンが3日連続、目の前に落ちたんです。それがギリギリで自分に当たらないんですよ」と話すと、「ウン(運)が付かなったんじゃない?」と森に突っ込まれ苦笑いしていた。

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

この日に至るまでの稽古の模様について質問が飛ぶと、浦井は「Wモリーが誰よりも早く稽古場に入り、誰よりも後まで残って歌を歌っていましたね。どこまでも真っ直ぐな二人でした。また、壮ちゃん(平間)と仲良くなりました。以前カールの役作りで彼が悩んだ時期がありまして、その時に捨てられた仔鹿のようにたたずんでいたのでその時に励まして。それで仲良くなりましたね。モリクミさんは僕らを笑顔で見守っていました」と言うと「……そもそも仔鹿って捨てられるのかしら?」と森がつっこみ、一同大笑いとなる一幕も。
最後に浦井は「ラストシーンは稽古の時も劇場の場当たりでも涙が溢れてきました。モリー、オダ・メイと最後にコミュニケーションをとる時も大号泣してしまいます。ぜひ客席も“ゴーストの熱中症”になっていただきたい」と話を締めた。

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ゲネプロでは会見で話が出た大掛かりなセットがステージを埋め尽くしており、サムとモリーのロフト型の新居、サムとカールの会社、オダ・メイの霊媒の館、そしてサムがゴーストになってから別のゴーストと出会う地下鉄などが立体的に作りこまれ、キャストたちは上に下にと移動しながら物語が綴られる。

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

個性的なキャラクターを多数演じてきたが、ど直球なラブストーリーは意外と演じたことがなかった浦井だが、モリーを心から愛し守ろうとする等身大の普通の男を感情豊かに演じていた。この日は咲妃がモリーを演じたが、サムの死を経験し、一人で気を張って生きようとするが、反面、寂しさで折れそうになるごく普通の女性の人生をけなげに生きていた。

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

浦井、咲妃の歌声、そして二人のデュエットナンバーは劇場の隅々まで染み渡るような美しさを放ち、さらにカールの複雑な胸の内を歌に乗せ伝えようとする平間と、ゴスペル風の迫力満点の歌声を響かせ、登場する度に場を鮮やかに彩る森。非常に見応え、聴きごたえのある作品となっていた。是非ラストシーンまで存分に楽しんでいただきたい。

ミュージカル『ゴースト』
ミュージカル『ゴースト』

取材・文・撮影=こむらさき

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