又吉、新聞小説初挑戦 毎日夕刊で9・3スタート 長編3作目で新境地へ

 芥川賞作家でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(38)が初めて新聞連載小説に挑戦する。タイトルは「人間」。毎日新聞夕刊で9月3日からスタートする。

 2015年に出版された長編処女作「火花」で第153回芥川賞を受賞。17年には2作目となる「劇場」を出版し、高い評価を受けた。長編3作目となる今作では、自身初の新聞連載小説に挑戦。東京で漫画家の夢に破れた男が、かつて同世代の仲間たちと過ごした日々を振り返るところから物語はスタートする。

 文豪・太宰治の没後70年にあたる今年、「人間失格」を彷彿(ほうふつ)させるタイトルで、作家としても新境地を目指す内容になりそうだ。

 又吉は「人間」という言葉について「子供の頃から、紙に“人間”という文字を書くと、(文字を文字として認識できなくなる、心理学でいう)ゲシュタルト崩壊が発生します。手順が多いためか、“間”の字が大きくなったり崩れたりします」と説明。「その感覚は、自分が人間そのものについて考えているときの混乱と似ています」とした。また、物語について「書き手である自分と同年齢の主人公が、38歳の誕生日を迎える場面から始まります」と冒頭部分を明かした。

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