優秀なプレーヤーが優秀な上司になるとは限らないワケ


「優秀なプレーヤーが優秀な上司になるとは限らない」こんな言葉を耳にしたことはありませんか? 反対に、とくに勉強ができるわけでも特殊な才能があるわけでもないのに、組織のリーダーとしては最高の人物もいるものです。

それにしても、これはいったいどういうことなのでしょうか。Business Insider Japanの記事を参考に掘り下げていきましょう。
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『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』(原題:What Got You Here Won't Get You There)の著者であり様々な業界のCEOを見てきたエグゼクティブ・コーチングの第一人者マーシャル・ゴールドスミス(Marshall Goldsmith)さんによると、優れたリーダーの素質は“負け上手”であることだそう。これはちょっと意外ですね。

「最大の課題は、常に勝とうとしないこと」とゴールドスミスは語った。
常に正解であろうとしないこと。そして、常に自分の優秀さを見せつけようとしないこと
こうした行動を取らないようにすることは、思った以上に難しい。
成功を収めた人は概ね高学歴で、主に自分がいかに優秀かを繰り返し証明することで物事を達成してきたとゴールドスミスは説明した。
「問題はエグゼクティブレベルに昇進したら、そうした行動はやめなくてはならないこと」
「Business Insider Japan」より引用

SPANX(スパンクス)のサラ・ブレイクリー、アリババグループのジャック・マー、そしてヴァージン・グループのリチャード・ブランソンなどの有名起業家も、いわゆる“秀才”、“エリート”タイプではありません。それどころか、自分の失敗談をあけすけに語っています

「部下に花を持たせる」ことも大切


どんな仕事でも頭が良いに越したことはないのですが、必ずしもそれが優れたリーダーシップに繋がるわけではないようです。

ある研究結果では、IQよりも外向性と誠実性が重要であることが明らかになっています。

応用心理学の定期刊行誌『the Journal of Applied Psychology』に掲載された2004年の研究によると、リーダーは極めて高い知性よりも、高い外向性と誠実性(例えば、ハードワークする傾向)を持っている可能性が高い。
「Business Insider Japan」より引用

また、外向性と誠実性以外にも「部下に花を持たせる」のも重要なポイントだそう。リーダーシップ・コンサルティング会社、The Syncretics GroupのCEO デニス・パーキンスも、一歩下がって見守る力こそ問われると述べています。

パーキンズは、リーダーは「一歩後ろに下がり、権限を移譲し、他者が失敗することを許容し、問題を自ら解決せずにコーチやメンターとなる必要がある」と語った。
「あなたは、こう考えなくてはならない。『待てよ、私はだれかがヒーローになることを手助けするためにここにいる。もう自分がヒーローになるために、ここにいるわけではない』と」
さらにゴールドスミスは、実際に「部下があなたよりも知識を持っていることを望むべき」と付け加えた。
「Business Insider Japan」より引用

そういえば、幕末に伊藤博文や高杉晋作、木戸孝允など数々の偉人を輩出した長州藩の藩主・毛利敬親は部下に比べて影が薄め。部下のどんな提案にも「うん、そうせい(そうしなさい)」と言っていたので、あだ名は“そうせい公”でした。

自分の優秀さをアピールするよりも、他人の優秀さに敏感で、それを育てたいという気持ちの強い人がリーダーに向いているようですね。

Business Insider Japan

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