里親が児童を「木刀」で殴打 留学先で起きた壮絶な暴力に批判相次ぐ

しらべぇ

2018/7/30 16:00


(GummyBone/iStock/Thinkstock)

29日、鹿児島県屋久島町立の小中学校が島外から留学生を受け入れている「山海留学」で、里親による体罰などを理由に、児童側が町と里親を相手に約240万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしていたことが判明。

色々と問題点が垣間見えるこの制度とその裏事情に、ネット上では注目が集まっている。

■里親から木刀で暴力


朝日新聞」によると、児童は昨年4月から関西の親元を離れ、里親の自宅で暮らしながら現地の小学校に通学。しかし、生活態度の悪さなどを理由に、里親の男性から竹刀やこぶしで暴力を振るわれることとなった。

その後、児童が母親に助けを求めたことで事態が発覚。児童は6月末に関西の自宅に戻り、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。

里親は地裁に対して、体罰があったことを認めながらも「児童がやってはいけないことをし、言うことを聞かなかった時にだけ怒った」と教育目的であることを主張。また、別の席では「子どもはたたくことも大事」「痛みで覚えさせないといけない」などと答えていたという。

なお、「山海留学」の制度は96年にスタートしたもので、留学生側が負担する月7万円の里親委託料のうち3万円を補助しており、現在5校で実施。今年度は約910万円の予算が形状されているが、近年トラブルが増加しており、一昨年には里親宅で起きた事故で児童が目を負傷。町と里親を相手取り、約1180万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴している。

■批判の声相次ぐ


この報道に対し、ツイッター上では批判の声が相次ぐことに。

・「体罰」というが、ようするに「暴力」「暴行」である

・ありえねーな。民事だけでなく、刑事でも傷害罪で告発すべきでは?

・体罰っていうより暴行で傷害罪なんじゃ

・体罰は論外だけど、竹刀で身体叩くって相当な事してるんだよな? この手の奴と言い訳は、大抵が我慢ができない老害の暴走

■町の責任を指摘する人も


また、町側の監督責任を問う声も少なからず見られる。

・前年も同様の訴訟案件があるってのは参加者に伝わってたのか気になる

・町も黙認に近い感じで終わってるな

・受け入れ先を選んだであろう、町側の責任もあるでしょ

■4分の1「教育やしつけに体罰は必要」


しらべぇ編集部では以前、全国の20代~60代の男女1,353名に、「教育やしつけに体罰は必要ないと思うか」どうかの調査を実施。

(©ニュースサイトしらべぇ)

その結果、全体の合計74.7%が体罰について否定的な考えを持っていることが判明する一方で、教育やしつけのための体罰に寛容な考えを持つ人が、25.3%存在していることがわかった。

当たり前だが今の時代、どんな状況でも暴力で相手の思考・行動を押さえつけるのは許されない。今後、新たな被害者を生まないためにも、制度自体の見直しも考えていくべきだろう。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)

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