『ファインディング・ニモ』の知られざる秘密と衝撃事実

(写真はOldrich / Shutterstock.comより)


2003年にディズニーとピクサーの共同で制作されたアニメーション映画『ファインディング・ニモ』。海水魚をモチーフにしたキャラクター・ニモの冒険は多くの人を感動させ、世界中で愛されている名作映画です。

ファインディング・ニモの知られざる秘密


今回は『ファインディング・ニモ』の制作秘話や知られざる秘密や裏設定、誰もが驚く衝撃事実や信じられないうわさ話まで、驚愕のトリビアを9連発でお届けします。

①ニモはカクレクマノミではなかった


ニモとマーリンは海水魚のカクレクマノミとされていますが、実はクラウンアネモネフィッシュという魚がモチーフです。

どちらもクマノミの一種なのですが、カクレクマノミはオレンジの体に縦に白いラインが入っているもののニモのような黒ぶち模様はありません。そして、物語の舞台となっているオーストラリアのグレートバリアリーフの海にも生息していない種類なのです。

なぜ日本版ではカクレクマノミとして訳したのか、その理由はわかっていません。



②マーリンがジョークを振られる理由


『ファインディング・ニモ』では「カクレクマノミは面白いことが言える」という前提で、マーリンには何度も面白いジョークを振られています。実はこれには理由がありました。

マーリンとニモは英語ではCrown Fish(クラウンフィッシュ)と名づけられているのですが、この「r」を「l」に変えると「Clown Fish」となります。「Clown」とはピエロや道化師という意味。これが発展して「カクレクマノミは面白いことを言える」という前提が生まれたのです。

③ピクサー映画で初めて流血シーンが描かれた


『ファインディング・ニモ』には、ドリーが血を流し、その血の匂いをサメが嗅ぐというストーリー上とても重要なシーンがあります。実は、このシーンはピクサー映画史上初の流血シーンとなったのです。

ピクサーは大人から子どもまで楽しめる映画製作を目指しているため、血が流れるシーンはずっと避けてきました。しかし、『ファインディング・ニモ』のストーリー上どうしても流血が必要と判断し、初めて解禁したのです。


④収録後に声優を変更している


マーリンの声はアメリカの俳優アルバート・ブルックスさんが演じていますが、実はもともと別の人物がマーリン役を務める予定でした。その人物とはアメリカの俳優であるウィリアム・H・メイシーさんであり、すべてのレコーディングも完了させていたそう。

ところが、完成した作品をみたプロデューサーがマーリンの声に違和感を覚え、収録後に声優を変更するという異例の対応を行ったのです。新しい声優を迎えて収録し直した作品が世界的大ヒットになったので、この判断は正しかったのかもしれません。

⑤ニモに出演しているピクサーキャラクター


『ファインディング・ニモ』には過去のピクサー映画作品のキャラクターが登場しています。ニモが連れて行かれた歯医者の待合室にいる子どもが読んでいるコミック本は『Mr.インクレディブル』。ダーラの部屋の隅には『トイ・ストーリー』のバズのおもちゃが転がっています。

さらに、歯医者のトイレ横の壁に貼ってあるポスターはよく見ると『レミーのおいしいレストラン』のポスター。最後のクレジットには『モンスターズ・インク』のマイクがシュノーケリング姿で登場しています。


⑥水槽の置物のモデルはスタッフ


捕われたニモが閉じ込められていた水槽の中には、少し怖い顔をした青と緑の3つの置物があります。左の置物は顔をすぼませた男、真ん中の置物は口を大きく開け、右側の置物は歯をむき出しにしている顔に見えます。実はこの3体ともピクサーのクリエイターがモデルになっているそうです。

モデルになった人物の写真が公開されたこともありましたが、びっくりするほどそっくりでした。

⑦ドリーは毒を持っている


実は、ドリーの尾びれの付け根には毒のあるトゲがついています。ドリーはナンヨウハギという種類の魚なのですが、わりと最近になって毒を持っていることが発見されたのです。かわいらしい見た目からはまったく想像できませんよね。もしかしたら制作段階ではナンヨウハギに毒があることはわかっていなかったのかもしれませんね。

ちなみに、ナンヨウハギは日本では沖縄県の慶良間諸島などに多く生息していますが、トゲに触れると刺されてしまう場合があるので素手では触らないようにしましょう。



⑧さかなクンが魚役の声優を担当している


続編の『ファインディング・ドリー』では、大きな魚の声優をタレントのさかなクンが担当しています。魚が大好きなことで知られているさかなクンですが、アニメとはいえ魚になることができたのはきっととても嬉しかったことでしょう。

⑨カクレクマノミは稚魚を食べてしまう


カクレクマノミのニモは父親のマーリンに育てられ、400匹以上の兄弟姉妹はバラクーダの犠牲になっていますが、現実世界では父親のマーリンに食べられてしまっていた可能性があります。カクレクマノミは稚魚を食べてしまうことがあるため、実際に飼育する際には親から稚魚を隔離しなければならないほどなのです。

さらなる続編も期待されている


『ファインディング・ニモ』公開から13年後、2016年に続編となる『ファインディング・ドリー』が公開となりました。その年の夏映画ランキングでは、日本ではメガヒット映画となった『君の名は。』や『シン・ゴジラ』に次いで第3位にランクイン。

北米では約4.9億ドルという驚異的な興行収入を記録し、アニメ映画史上最大のヒット作に。そのため第3段となる続編の制作が渇望されているのです。新たなシリーズに期待ですね!

WRITERMr. Fox

  • 執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/

あなたにおすすめ