絶叫…ダニが突然キッチンに大量発生。あなたの部屋も危ない

女子SPA!

2018/7/20 15:47



最近の蒸し暑さにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

高温多湿の日本の夏ですが、もう一つ悩ましいのが、虫…。害虫の多くなる季節です。

彼らは突然に姿をあらわし、私たちの平和な日常生活を破壊します。そんな経験をした人に恐怖の経験を聞いてみました。

◆台所の食料ストッカーにあったコーヒーボトルに…

朝方に、ふと目を覚ました西岡有希さん(仮名・28歳・派遣社員)は、薄暗い中電気もつけずにペットボトルのコーヒーを飲もうと冷蔵庫を開けました。

「そうしたら入れ忘れていて…冷やしておかなくちゃと食料ストッカーに取りに行ったんですよ」

ボトルを握ると、なにやらジャリッとした触り心地が…。

「何だろうと見てみたらボトルが真っ白で…あわてて電気をつけたら白くて細かい虫がビッチリついていて…思わずヒッ!と声が出てしまいましたね。驚き過ぎて、ついシンクにボトルをブン投げてしまいました」

◆食料ストッカーの中も、キッチンも虫だらけに…

蛇口を回し、お湯をかけたら虫は流れていきますが、ボトルのフタやラベルから次から次へとあふれるように出て来ます。

「ちょっと待てよ…じゃあ食料ストッカーの中は? と、恐る恐る見てみると…案の定白い虫でいっぱいで、特にちょっと使って輪ゴムで止めておいた干しシイタケの袋は虫でパンパン状態で…も~鳥肌が止まりませんでしたよ」

さらに西岡さんはキッチンにある違和感を覚えたそうで…。

「最初、あまりの事にめまいを起こしたのかな? と思ったら…よく見てみると壁が波打っているんですよ…つまり、虫が隙間なくへばりついて這いずり回っていたんです」

急いで寝室に引き返し、ネットで調べてみるとどうやらコナダニという虫らしい事が分かりました。

「梅雨時に大発生し粉のようにみえることからコナダニと称されます」「貯蔵食品(穀粉・乾燥果実野菜・菓子類等)やカビを食べます」(東京都健康安全研究センター『くらしの健康』20号)といった文面を読み、さっきの干しシイタケの袋のひどい状態を思い起こしゾッとした西岡さんは退治の方法を調べます。

◆殺虫剤4本でも退治できず

「熱湯や冷水をかけても無駄で、殺虫剤でしか死なないと書いてあるのを見つけ、コンビニに走って買いに行きました。

とりあえず4本の殺虫剤を買い占め、泣きながら窓を全開にして撒きましたが…殺しても殺しても虫が湧いてくるんですよ…」

そのおぞましさと、大量の殺虫剤に軽く中毒症状を起こしクラクラする西岡さんは、出社時間がきてしまい、とりあえず支度をして部屋を後にしました。

「会社に着いても、今こうしている間に虫が繁殖しまくっているかと思うと仕事なんて手につかなくて…。ていうか、帰ってあの部屋に入るのが怖くて…ため息ばっかりついていましたね」

◆虫のせいで食欲がなくなり4キロ減

結局、毎日、毎日退治して…完全に撲滅(ぼくめつ)させるのに1ヶ月以上もかかったとか。

「ひとりぼっちで大量の虫と闘って…毎日泣いていましたね。親や友達に助けを求めようかとも思いましたが…虫が湧くような汚い部屋に住んでるなんて、どれだけダラシないんだよ? と思われるのが嫌で言い出せませんでした」

何をしていても虫の事が頭をよぎり、食欲も湧かず4キロも痩せてしまった西岡さん。

「リラックス出来る場所を虫に占拠され、頼れる人もいない事が辛くて…こんな時に彼氏がいたらどんなにいいかと、奥歯を噛み締めながら毎晩寝ていましたね」

西岡さんは、それから相席居酒屋に頻繁に通ったり、マッチングアプリを使い1日でもはやく彼氏を作ろうと努力しているそうです。

◆予防と退治方法は?

そんな恐ろしいダニですが、万が一発生してしまった場合はどう対処すればよいのでしょうか?

「コナダニは人に対する害はありませんが、駆除する場合はやはり乾燥が基本です。

畳一面に大発生している場合などを除き殺虫剤を使う必要はなく、発生場所を消毒用アルコールで拭き取る程度で十分です」(東京都食品環境センター発行「くらしの衛生」vol.36より)

先ほどの西岡さんほどの大発生は、なかなか起きないようですが。では、ダニを発生させないためには、どうすべきなのでしょうか?

東京都福祉保健局のサイト「食品衛生の窓」によると、開封した食べ物や粉物類(特にお好み焼き粉やホットケーキミックスはダニの格好のエサ)は、冷蔵庫で保存するのが効果的だとされています。低温ではダニは繁殖することができないそうです。

とはいうものの、「冷蔵庫に保存した場合でも、早めに使い切るようにしましょう」とのことですので、いったん開封したらなるべく使うに越したことはないようです。

悲劇を招かないためには、使えないと見切りをつけて捨てることも必要かもしれませんね。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子(すずきしいこ)】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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