巨人・老川オーナー、相次ぐ不祥事で引責辞任 「球界の盟主」に何が起きている?

しらべぇ


坂本勇人内野手(画像は読売ジャイアンツ公式ツイッターのスクリーンショット)

読売ジャイアンツは17日、都内の球団事務所で会見を開き、老川祥一オーナーの辞任を発表した。度重なる不祥事に対する引責人事であると説明している。

石井一夫球団社長は役員報酬10%、2カ月の自主返納、鹿取義隆GMも報酬10%、1カ月の自主返納をするとした。

■球団に相次ぐ不祥事


事の発端は2015年にさかのぼる。野球賭博に関与したとして、福田聡志元投手、笠原将生元投手、松本竜也元投手が無期失格処分を受けている。翌2016年には高木京介投手も1年間の失格処分となり、渡邉恒雄顧問や白石興二郎オーナーらが引責辞任した。

後任として就任した老川オーナーは今年で3シーズン目を迎えていたが、昨年7月には山口俊投手が暴力事件を起こし書類送検。今年6月には柿澤貴裕外野手がチームメイトのユニフォームなどを無断で転売するという前代未聞の事件を起こした。

さらには今月に入ってからも、篠原慎平投手と河野元貴捕手が飲食中に裸の動画を撮影しSNSに掲載したなどとして、シーズン終了までの出場停止、年俸の10%に当たる罰金が科せられている。

老川オーナーは、こうした一連の不祥事を受け「自らの責任を明確にするため、取締役オーナーを辞任いたしました」とコメント。

なお高木投手は謹慎期間を終え、今年3月に支配下登録選手に復帰。1軍マウンドで3試合に登板している。山口投手は今季より先発ローテーションの一角として15試合に登板、現在7勝6敗の成績だ。

■若き主将・坂本が謎の登録抹消


読売は17日、坂本勇人内野手の出場選手登録を抹消した。16日の阪神タイガース戦(甲子園)で左脇腹を負傷したためと伝えられているが、タイミングがタイミングだけに、あらぬ臆測を呼んでいる。

坂本内野手は篠原・河野両選手の「裸動画事件」現場に居合わせたとされているが、撮影時には店を後にしていたことを理由に厳重注意のみの処分が下された。

しかし「主力選手だから温情をかけられたのだろう」との声も多く、前述の高木投手や山口投手にしても、戦力として欠かせないために処分が軽くなったのではないかと邪推するファンが後を絶たない。

■偉業達成を待って処分?


くしくも坂本内野手は16日の試合で通算1,500試合出場を達成したばかり。29歳7カ月での到達は史上3位の年少記録となっており、「この偉業達成を待って処分に踏み切ったのでは?」と思われても仕方のない状況と言えないこともない。










■「球界の盟主」はもはや死語


読売が「球界の盟主」と呼ばれ、国民の多くから圧倒的な支持を得ていたのはもはや過去のことだ。今なお通算優勝回数が群を抜いて多いという事実に変わりはないが、「プロ野球と言えば巨人」という時代はとっくに終わっている。

昨季は11年ぶりのBクラス(4位)に終わっており、クライマックスシリーズが導入されてから初めて進出を逃した。今季もここまで83試合を終えてようやく勝率を5割に戻したばかり。セリーグ3連覇を狙う首位の広島東洋カープには6ゲームもの大差を付けられ、独走を許している。

近年、大相撲や大学アメフトなどスポーツ界において「上層部の腐敗」が大きく取り沙汰されているが、読売のケースでは、上層部だけでなく選手にも不祥事が多い。ここがほかとは大きく異なる点だ。







プロ野球の象徴的な存在ではなくなってきているからと言って、少年たちに夢を与える職業であることには何も変わりはない。プロ野球選手には、スポーツマンシップにのっとった模範的な行動で社会のお手本になってもらいたいところだ。

・合わせて読みたい→巨人・高木投手が野球賭博を告白!スキャンダルでの失脚劇といえば…

(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

当記事はしらべぇの提供記事です。

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