田原俊彦や近藤真彦が「マスコミ大嫌い」になるのも自然な80年代アイドルの事情

wezzy

2018/7/13 16:15


 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! 田原俊彦さんが6月20日に74枚目のニューシングル『Escort  to  my  world』をリリースしたんですって。そのお披露目会見で57歳とは思えない極上のキレッキレダンスで魅了してくれたそうで、「昔から生粋のトシちゃんファン」を公言する先輩女性記者が興奮気味に教えてくれたの。

「会見に行きたかったのに上にスルーされちゃって。取材陣もね、女性リポーターさんは誰もいなくて、男性ディレクターたちがマイクを差し向けたんだって。でもトシちゃんはそんな状況でもサービス精神全開で、ダダ滑りのおふざけもあったらしいんだけど、最後は一人一人にお礼を言って回ったって。全力ファンの私が行って、滑るぐらい盛り上げたかったわ」

先輩記者はそう言いながら悔し涙を流してたんだけど、思えばトシちゃんもかつてはジャニーズ事務所に所属していた大スター。誰もが憧れるトップアイドルだったのよね~!

何と来年にはデビュー40周年を迎えるというトシちゃん。はっきり言ってアツは彼の若かりし時代に取材したことはなくて、当時のことはぜーんぜん知らないので「トシちゃん」なんて"ちゃん付け"で呼んだらファンの人たちに怒られそうなんだけど……。ジャニーズ事務所時代はテレビでは見ていたけれど、あんまり興味がなくて(ごめんなさい!)、トシちゃんのレジェンドドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)も『教師びんびん物語』(フジテレビ系)もほとんど見ていなかったの。

あれは事務所を退社、独立してすぐの1994年のこと。長女の誕生を報告する会見でのあの有名な「ビッグ発言」をしたことから急転直下、トシちゃんは徐々にテレビから姿を消していき、いつしか"あの人は今"状態になってしまって……。当時も「僕ぐらいビッグになると~」のいかにもトシちゃんらしい発言はゲラゲラ笑えたし、どうってことない冗談コメントだったのに、あのたった一言で袋叩きにあってしまったのよね。もともとトシちゃんはマスコミ嫌いで取材も受けなかったらしいから、反感を買っていたのかもしれないけど。悲しいかな、芸能界では20年以上も前かられっきとした「忖度」が堂々と行われていたのね。

ジャニーズ現役時代のトシちゃんのことは何も知らなかったのだけど、独立されて「ビッグ発言」であれこれ騒がれ、ようやく落ち着いた数年後、なぜか下っ端のアツに「トシちゃんをインタビューしてこい」との指令がっ!    もう固まっちゃったわよ。だって「マスコミ嫌いで取材嫌いの田原俊彦」で有名な人じゃない。当然、ビビりまくりながら取材に行ったわけ。ちょうどお誕生日前後だったから花束を持って向かったの。何をプレゼントしていいか分からなかったし、でも男性に花束っていかがなものか?   とは思いつつ消えものしかないと考えて「もしよかったら奥様に」の言葉を添えて、会った瞬間に花束を手渡したら「おっ、ありがとう。奮発したね。でも下の花屋さんで買ったんでしょ?」。初対面なのに親しげに、でもズバリ事実を見抜かれて「えっ、田原俊彦はもしや透視ができるのか?」と驚くアツを尻目に、トシちゃんがテーブルの下から花束を出してきて。それは直前の取材陣が買ってきた花束で、アツの持って行った花束とよーく似ていてね。あちゃーって感じ。

取材先のホテルの1階に有名花屋さんがあって、プレゼントに困りながら着いてしまって「もう花束でいいか!」と思って買って行ったのだけど、先の取材者も同じ発想だったのね。お恥ずかしい~!しかもトシちゃんと言えば代表曲『君に薔薇薔薇…という感じ』だから薔薇しかないじゃない?  という安易な発想で花屋さんにお願いしたのもどうやら一緒。もう恥ずかしさで一杯だったのに「俺ってまだ薔薇っていうイメージなんだね~。でもサンキュ。家に飾るから」と爆笑してくださって。さらに「田原さん」と呼んだら「トシちゃんでいいよ」って。このたった一言ですっかりトシちゃんファンになるという単純さ。今ならまさに「トシちゃん、半端ないって。そんなんできひんやん、普通」って言いたくなっちゃうぐらいおおらかな人だったのよ。ジャニーズ事務所の中にも「トシちゃんが辞めて寂しいよ。母子家庭で苦労して育ったから家族思いで、実家を建てて上げるのが夢でね。昔から金銭感覚には優れてたし、意外としっかり者なのよ」と惜しむ人も多かったしね。

それからのご縁で何度かすっとこどっこいなアツの取材を受けてくださった優しいトシちゃん。いつも滑らかなリップサービス満点のインタビューで、取材嫌いなんて聞いていたのがウソのよう。そう言ったら「いや、昔は本当に大嫌いだったのよ。でもほら"いろいろ"あって俺も大人になったから。マスコミと俺たちって持ちつ持たれつの関係だからね。毛嫌いしてた昔は分からなかったけどさ」って。NG質問もなしで何にでも答えてくれて、でもどんなに突っ込んでもジャニーズ事務所への恨みつらみは最後の最後まで1回も言わず。「俺もとんがってたからやり方がちょっと下手だっただけでね。だけどステージはずっと続けていくし、たまには女子ともデートしたいよ。モテるためにこの仕事をしてるんだからぁ。当たり前でしょ」なんて話してて。トシちゃんはいつまでも経っても、トシちゃんなんだなぁと嬉しくなったものよ。

で、なぜこんな昔話を思い出したのかというと、6月23日に放送された『サワコの朝』(TBS系)に出演したトシちゃんが、事務所を退社したあとの苦境を「それは人のせいにするんじゃなくて、あの時に僕に力があれば、全然そんなの吹き飛ばせたと思うし。干されたって気持ちじゃなくて、いや干されたのは俺に力がないからでしょうっていう……」とサラリと話されてて。もう何という男前な発言なんでしょう。案の定、トシちゃんファンの先輩記者は朝から大号泣したらしく、「だからトシちゃんが好きなのよ。痩せ我慢はしても決して弱音を吐かない所が」と涙ながらに言っていて、アツもジーンとしちゃったわ。

ここまでサラッと言えるようになるには長い長い年月が必要だっただろうに。そしてそんなトシちゃんを表から&影から支えて来たファンの皆さんは本当に凄いわ。来年のデビュー40周年には大きなイベントが待ち受けていそうで楽しみよ。キングカズこと三浦知良さんが親友だったり、爆笑問題の田中裕二さんが大ファンを公言していたりと、業界内人気の高いトシちゃん。今や『爆報!THE  フライデー』(TBS系)などレギュラー番組も持っているし継続は力なりよね。潰れない本物の強さがあるという証拠かも。トシちゃんはライブでもファンとの距離が近くて、愛があるからこその「また来たの?    家は、ダンナは大丈夫?   他に楽しみないの?  ヒマだね~」なんてツンデレ発言を連発させて仲を深めていくんですって。"ビッグ発言"というよりは"ビックリ発言"満載なんだから。

この辺りは"たのきんトリオ"で一緒だった近藤真彦さんも同様で、マッチさんのディナーショーでは「みんなも俺と同じ年月を生きてきてるんだから、後半はグダっとなるでしょ、疲れるよね。といって、俺が近くを通る時、お触り禁止よ。あなたたちね、昔よりずっと力だけは強くなってきてるんだから少しは自覚してよ~(笑)。ちょっと触っただけのつもりが、結構な力で掴んできてるんだからね。俺は痛いっつうの」なんていう毒舌が放たれて、それをファンはキャーキャー言いながら騒ぎまくって本当に楽しいのよ。マッチさんだって聞けば「昔は忙しくて取材が嫌いでさ。カメラマンの高いカメラをプールに落としちゃったことがある。その時、俺は笑っちゃったけど、あとでとんでもなく叱られた」「アイドル全盛期の俺じゃなくてよかったね。今だから取材も大人として受けられるもん」って言ってるけど。たぶん80年代アイドルの忙しさはハンパなくて「人間の生活じゃなかった」って、みんな口を揃えるもの。途中から道は違ってしまったけれど、トシちゃんもマッチさんもそんな多忙な時代を経て、今は本当に大人の男として余裕もあるし、パフォーマンスも相変わらずかっこいいしね。現役ジャニーズアイドルみんなの良きお手本になっているのも納得よね。

時代が時代なら独立した稲垣吾郎くん、草なぎ剛くん、香取慎吾くんも"忖度好きなマスコミ"の餌食になっていたかもしれないけれど、新しい地図があって本当によかった!    まぁ確かにテレビ番組に出演する機会はめっきり減ってしまったけど、CMでは毎日のように姿が見られるし、SNS等の発信で現状が垣間見れるし。ONE OK   ROCKのTakaだって、昔はNEWSのメンバーだったとか、森進一さんの長男だという事実を忘れちゃうぐらい大活躍中だし、退社が迫ってきた渋谷すばるくんにも、時間はかかるかもしれないけど何事にも負けずに、これからどんどん新しい世界を見せて欲しいな。

最近は"ビッグ発言"の誤解も溶けて、そのせいか露出も増えてきたトシちゃん。来年のデビュー40周年は「上司に反対されても絶対に取材に行く!」と今から息巻いてる先輩女性記者について、アツも久しぶりにトシちゃんに会いに行ってみようかなぁ。薔薇の花束でも持って……。

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