『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』ルベーン・ゴンサレス演奏シーン解禁、「最後の音は墓の中で弾くよ」

Billboard JAPAN

2018/7/13 17:00



7月20日に公開される映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』の本編映像と新たな場面写真が公開された。

今回解禁された映像は、プロデューサーであり世界的なギタリストであるライ・クーダーが「これまでの生涯の中で聴いたもっとも偉大なピアニスト」と形容するキューバ音楽界の伝説のひとり、ピアノ奏者のルーベン・ゴンサレスのシーン。1919年に生まれ医者を目指しつつも音楽的才能にも恵まれたルベーンは、サルサやマンボの土台を作ったキューバの伝統的な音楽「ソン」の王様とも言われる故アルセニオ・ロドリゲスから音楽を学び、アルセニオや名だたるアーティストたちの歴史に名を刻む偉大な音楽家との出会いを繰りかえし、ピアノ・スターとして活躍していた。

シロアリがピアノを破壊して以来、約10年間、音楽から身を引いていたが、1996年にBVSCの録音に参加すると繊細で柔らかなタッチと素晴らしいテクニックで世界中の聴衆を魅了した。映像では、MCの「偉大なるルベーン・ゴンサレス!」の呼び声とともにルベーンがステージに出て、その温かく華麗なピアノテクニックを一音奏でるだけで、演奏を心待ちにした会場から大きな歓声が上がるシーンが映し出されている。

「引退は?」の質問に、「まさか、考えないね。最後の音は墓の中で弾くよ」と笑いながら答えるが、演奏を終えると足を引きずりながらステージを後にするルベーン。その後、キューバで文化における最高の栄誉、フェリックス・バレラ勲章を受勲した際には車いすでステージに上がり、力を振り絞り観客にお礼を伝える姿も。このときには既に認知症を患っていたルベーンは、会話さえままならないこともあったが、ピアノの前に座ると全盛期と変らぬ超絶テクを披露。2003年、ハバナで84歳で死去する直前までステージに立ち続ける姿からは、彼にとって音楽は人生そのものだったことが伝わってくる。

なお、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』は7月20日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。

◎『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』本編映像:
https://youtu.be/I2HScZsVrV8

◎公開情報
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』
2018年7月20日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開
製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース 他
監督:ルーシー・ウォーカー
出演:オマーラ・ポルトゥオンド(ボーカル)、マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール(トランペット)、バルバリート・トーレス(ラウー)、エリアデス・オチョア(ギター、ボーカル)、イブライム・フェレール(ボーカル)
原題:Buena Vista Social Club: Adios/2017年/イギリス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/110分/
字幕翻訳:石田泰子
後援:駐日キューバ共和国大使館 インスティトゥト・セルバンテス東京 日本人キューバ移住120周年
配給:ギャガ
(C)2017 Broad Green Pictures LLC

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