鎌倉時代の昔から「キラキラネーム」は悲喜こもごも

まいじつ

2018/7/13 16:00


(C)amadank / PIXTA(ピクスタ)

“キラキラネーム”の子供が増えた昨今は、これまでの常識とは異なる漢字の読み方であったり、音と漢字に大きなずれがあったり、字を見ただけでは読めなかったりすることが多い。ふりがながあっても、読み方に違和感が残ったりしても、もはや普通のことになってきている。

「教育現場や小児科の医師の間で読めない名前が増え始めた話を聞くようになったのは、1990年代半ばごろからです。マタニティー雑誌の『たまごクラブ』が創刊されたのが1993年。少子化の影響もあって、このころから親がわが子に他人とは違う個性的な名前を付けようという風潮が高まっていったといわれています。他にもアニメやテレビドラマ、有名人の名前の影響、さらにインターネットの普及によって、音から決めた名前に使える漢字や姓名判断的な画数を専門家に頼らずに、親が自分で簡単に調べられるようになったことも“キラキラ”が増えた大きな理由でしょう」(ウェブライター)

だが実は、キラキラネームは鎌倉時代にも存在していたという。

「兼好法師が『徒然草』の中で、《近ごろは見慣れない漢字を名前に付ける風潮があり、そういうことをするのは頭の悪い連中だ》と苦言を呈する一節があるのです。つまり鎌倉時代にも今でいうキラキラネームが存在していたわけですが、それはあくまでレアケースであって、近年のキラキラとは数のボリュームが全く違います」(歴史評論家)

漢字を「見た目」だけで使ってよいもの?


日本ではある意味で伝統とも言えるキラキラネームだが、問題は漢字の意味を無視して付けようとする親たちがいることだ。発音の語感や見た目だけを大事にして漢字の意味を考えない。要するに漢字の“感字”化現象が顕著ということだ。

たとえば、“月と星”、“月と光”というのが見た目が素敵だという理由で『腥』や『胱』などを人名用漢字に入れてほしいという要望も多い。しかし、『腥』には生臭いという意味があるし、『胱』は膀胱の胱だ。

確かに、見た目はいいかもしれないが、子どもが自分の漢字の由来を知ったとき、どう感じるのだろうか?

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