酒好きの女性と2人でBARに行ったときに役立つ「大人の男のオーダー作法」

日刊SPA!

2018/7/13 15:55



― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第9回 ―

お酒がそこそこ飲める女性とBARに行ったときに、男性がオーダーのアドバイスをする際、どんなものをチョイスすべきでしょうか。BAR初心者のために、キホンのキを紹介します。

前回は、お酒があまり強くない女性に向けたラインナップを紹介しました。そこで今回は、そこそこ飲める、お酒好きの女性に勧められる美味しいカクテルをチェックしてみましょう。

◆バーテンダーに聞くのが確実だけど…

BARで飲むカクテルと聞いてイメージするのは、逆三角形に足の付いたグラスに綺麗な色の液体が入っているお酒ではないでしょうか。これはショートカクテルというもので、容量は90ccや120ccとやや少なめになっています。

ショートカクテルはそれこそ数千種存在し、アルコール度数や味も千差万別です。一般的な傾向としては、蒸留酒をベースにリキュールやジュース、シロップを混ぜ、シェイクしたりステアしてグラスに注ぎます。蒸留酒をベースにする場合、カクテルの度数は20~30度と高くなります。

なかには「マティーニ」のように、ほとんど蒸留酒というカクテルもあります。しかも量が少ないので、アルコールを強く感じる飲み物ということは覚えておきましょう。

もちろん、すべてジュースを使ったノンアルコールカクテルの「シンデレラ」や、サザンカンフォートというリキュールにクランベリージュースとレモンジュースをシェイクしたアルコール度数の低い「スカーレットオハラ」など、弱いショートカクテルもあります。

さて、いきなり答えを言ってしまいますが、一番確実なのはバーテンダーに聞くことです。BARに揃っている材料をすべて把握しているうえ、自分の得意ジャンルも当然わかっています。膨大な経験から、女性の姿や雰囲気を見るだけでオススメのカクテルがピンとひらめきます。しかし、それでもあえて「自分で頼みたい!」という人のために、外しにくいラインナップの一例を紹介しましょう。

◆まずは定番から。でもエロ系ネームのカクテルには注意する

まず、定番のカクテルを押さえておくとカッコいいのでオススメです。スピリッツのウォッカベースなら「バラライカ」、ラムベースなら「ダイキリ」や「XYZ」、テキーラベースなら「マルガリータ」、ジンベースなら「ホワイト・レディ」。ブランデーだと「サイドカー」「オリンピック」、ウイスキーベースなら「ニューヨーク」などがあります。度数が高くなりますが、ウイスキーベースの「マンハッタン」はカクテルの女王と呼ばれ、最高に美味しいカクテルの一つです。ただし、男性でもアルコール度数を持て余すことがあるので注意が必要です。

ウォッカベースの「コスモポリタン」はドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場し、ネームバリューがあります。ただ、ネームバリューがあるからといって「セックスオンザビーチ」や「ビトウィーン・ザ・シーツ」「オーガズム」をはじめエロ系の名前が付いたカクテルは時と場所を選ぶ必要があります。

こうしたクラシックカクテルはどれも美味しいのですが、空気を読んで注文したいところです。ましてや、その単語を自分が言いたいだけ、もしくは女性に言わせたいだけで注文するのは最低ですので注意してください。また、英語で下ネタを表すカクテルを大声で注文するというのも避けたいところ。例えば、日本では「メロン」は高級フルーツですが、英語では巨乳という意味のスラングとしても使われ、その名前が付いたカクテルもあるのです。

◆オススメはジャックローズ、クレオパトラ、デュボネカクテル

もし、フローズンカクテルを作れるお店でしたら、「フローズンダイキリ」や「フローズンマルガリータ」がオススメです。カクテルの材料と氷をブレンダーに入れて回し、シャーベット状にするスタイルで、夏にぴったりです。ブレンダーがないと作れないうえ、調合がとても難しいのでどこでも注文できるわけではありません。

筆者の大好物は生クリームを使ったカクテルです。ミントリキュールとカカオリキュール、生クリームを使った「グラスホッパー」は、まさにアイスのチョコミント。アルコール度数も低く、女性にもオススメです。ブランデーとカカオリキュールと生クリームを使った「アレキサンダー」も最高に美味しいのですが、口当たりの感触よりはアルコール度数が高めです。

定番のカクテルは飲んだことがありそうな女性なら、カルバドスを使った赤く美しい「ジャックローズ」というカクテルを勧めます。カルアミルクっぽいのがよさそうなら「クレオパトラ」、ワイン好きには「デュボネカクテル」を試してもらいます。

ここで、オススメしたカクテルは全部筆者の好みです。数百種類のカクテルを数千杯飲み続けてきてやっと少しナビゲーションできるようになったくらいです。本来であれば、女性が普段飲んでいるお酒やベーススピリッツ、好物のフルーツ、好きな色などを聞いて、数百種類のカクテルから絞り込んで行くのが王道です。

◆自分で飲んだことがないカクテルは女性に勧めない

とはいえ、素人にはそんなことはできません。王道カクテルの中から、名前や材料、トークのネタになるかどうかなどを考えて10種類くらいを選び、実際にBARで注文して飲んでください。バーテンダーにいろいろと教えてもらい、血肉にしてからアドバイスするようにしましょう。くれぐれも、自分が飲んだことのないカクテルを勧めたりしないようにしましょう。女性は一発で見抜きます。そんなことをするぐらいなら、バーテンダーに丸投げしてください。

今夜の一人晩酌は、立ち飲みではなく、ちょっとカジュアルなBARに入り、今回紹介した中から興味のあるカクテルにチャレンジしてはいかがでしょうか。すべて、美味しいことは請け合いです。

女性向けのカクテルを連続注文して微妙な空気になったのなら、バーテンダーに「彼女にオススメのカクテルを勉強しようと思って」と言ってください。絶対に、腕によりをかけて最高のカクテルを作ってくれるはずです。 <文/柳谷智宣>

【柳谷智宣】

お酒を毎晩飲むため、朝出勤する会社勤めが無理ということで20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープンし、国内外5店舗を展開。2年前には海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げた

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