岸博幸氏、市町村主導の“災害対応”は「国主導に見直すべき」

TOKYO FM+

2018/7/12 20:30

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。7月11日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんに「西日本豪雨に対する政府の対応」について伺いました。



安倍晋三首相は、広い範囲で甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」を受けて、7月11日(水)から予定していたヨーロッパや中東など4ヵ国を巡る外遊の中止を決めました。一方で、大雨が降り始めていた7月5日(木)の夜には自民党が安倍首相を招いて懇親会をおこなっており、その様子を参加した議員がSNSに投稿。この報道を受け、政府の対応に納得できない人も増えており、7月10日(火)の国会では立憲民主党の杉尾秀哉議員が政府の対応の遅さを指摘しています。

岸さんは、安倍首相の外遊中止について「当然の判断」と言います。しかし、豪雨による避難が議論され始めていた段階で宴会をおこない、責任のある立場の人間がその模様をSNSに投稿するという行動に対して「緩さにびっくり」とあきれた様子で話します。

さらに、岸さんはこれまでの政府の災害対応についても指摘。今の災害対応は災害対策基本法に基づいて実施されており、非常時に避難指示をするかどうかの権限は市町村長にあるのだとか。しかし、「前例重視の対応を取りがちな市町村レベルでは緊急時の迅速な判断は難しい」と岸さん。避難指示やダムの放流のタイミングなど、必要な指示は「政府の中心である国が早めの方針を打ち出すほうが合っているのでは」と見解を述べます。地球温暖化などの影響により、毎年のように“過去最大”と形容される災害が起きている今だからこそ、「非常時対応の体系を作り直す必要がある」と岸さんは話していました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:ケリーアン(月~水)、綿谷エリナ(木~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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