<福岡うどん愛>鹿児島産姫あまえびの風味にコシのあるもっちり麺が合う「さぬきうどん 誠屋」

Walkerplus

2018/7/4 18:56

野多目ランプから車で5分、福岡都市高速環状線の一本南を走る県道49号線沿いに建つ「さぬきうどん 誠屋(まことや)」(福岡市南区曰佐)。住宅街の一角ながら、交通量の多い立地ということもあり、とにかくメニューが豊富。単品(温)(冷)から、丼、定食まで50種以上。トッピングもバラエティに富んでいる。「オープン当初はうどんしか出していませんでした。来られたお客さんが、食べるものがない、とすぐ帰っていったことも。いろんなご要望を聞きながら、どんなものを提供できるか、今も試行錯誤の真っ最中ですね」と店主・上馬場誠さんは語る。

■ 姫あまえびの独特な甘味を味わって

人気No.1の「姫あまえびうどん」(920円)には、鹿児島県錦江湾でしか捕れない貴重な姫あまえびを使用。鹿児島出身の店主が開業後にメニューに取り入れたもので、尻尾まで身が入った独特な甘味を味わえるように、絶妙な温度でかき揚げにする。サクサクした食感でうどんにも、丼にも合う。ダシに浸して食べるのも好評だ。

また、さぬきうどんの店ではおなじみの、ぶっかけに天ぷらをあわせた「人気天ぶっかけうどん」(1080円)も定番。半分ほど食べたら半熟の卵天を割って、トロ~リとした黄身を絡めてうどんを頂くのもおすすめだ。

■ 良質な食材にこだわり安心できるメニューを

店のオープンは2011年。以前から飲食業に就いていた上馬場さんが香川へ旅行した際、各地に根付いているうどん店の空気感に触れた。それぞれが個性を持ちながら地域に密着している様子が心地よく、自分も携わりたいと福岡の「さぬきうどん大木戸」と高松の本店で計3年半修行した後、開業。現在、小麦は福岡県産の筑紫こがねを使用、ダシは瀬戸内のイリコ、昆布、カツオ節などでとり、日常食であるうどんには安心できる素材を使うように心がけている。

「最初は外国産の小麦でしたが、地域の店として毎日食べて頂けるように、国内のより安全なもので提供しようと思い直しました。水や卵、練り物などを含めすべての食材を厳選するなど、個人の店だから出来ることに特化していきたいですね」。

うどん以外のメニューで外せない「炙り親子丼」(990円)は、こだわった赤鶏の有精卵で作る。ちょうどいい固さに仕上げた中に炙った鶏肉の香ばしさが漂い、食べてみると思ったより柔らかく、口当たりまろやかな優しい味わいが印象的だ。

■ 楽しくワクワクするような店でありたい

うどん店には珍しく、レジ前のショーケースにはお土産用のうどんやシフォンケーキなどのデザートが並び、また夜にはお酒のおつまみになる単品が約20種も増える。期間限定や新メニューも都度提供しながら飽きさせず、かゆい所に手が届くような店を目指している。

「まだまだこれからですが、単に食事をして栄養補給するだけではない、お客さんが来て、楽しくワクワクするような場所でありたいと思っています。普通のうどん店とはまた違った特徴を作りながら、本場のような地域密着型の店にしていきたいですね」。独自のこだわりを活かし、香川でのうどん文化にどう近づいていくのか、今後が楽しみだ。

取材・文=井上幹彦(シーアール)、撮影=高尾正秀(九州ウォーカー・井上幹彦(シーアール))

https://news.walkerplus.com/article/153007/

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