佐藤愛子の人気エッセイ『九十歳。何がめでたい』が明治座にて朗読劇として上演が決定 主演は三田佳子

SPICE

2018/7/3 12:40


2018年11月30日(金)~12月1日(土)、明治座にて朗読劇『九十歳。何がめでたい』が上演されることが決定した。原作『九十歳。何がめでたい』は御年94歳の作家・佐藤愛子の大人気エッセイで、発売以来、累計125万部を突破したベストセラーだ。本公演は、同じく90代の石井ふく子が演出を手掛け、主人公の佐藤愛子役には三田佳子が決定。そのほか、井上順、石野真子、高田翔(ジャニーズJr.)ら俳優陣が出演する。

本公演の見どころは、大正12年生まれの作家・佐藤愛子が2016年8月に出版したエッセイ集。世間のさまざまな物事に憤り、まっすぐにもの申すエッセイは「笑って泣いて、勇気をもらった」と大評判を呼び、125万部を突破。2017年の年間ベストセラーランキング総合第1位に輝いた。その背景には、ユーモアを失わず、多くの艱難辛苦を乗り越えてきた作者ならではの「温かいまなざし」と「人生をたくましく生きるコツ」、そして「こんな風になりたい」という憧れもあるからだろう。シニア層から小学生まで絶賛の声が寄せられた本作品を、作者と同時代を生きてきた同じく九十代の石井ふく子が演出を手掛け、原作の持つ自由な発想や痛快な語り口に、より忠実に寄り添える“朗読劇”として上演する。原作の全29編の魅力的なエピソードの中から選択し、朗読を主体としたなかにお芝居の要素も交えてお贈りする予定だ。
佐藤愛子役は名女優三田佳子が務め、さらに佐藤愛子を取り巻くユニークな登場人物を井上順、石野真子、高田翔(ジャニーズJr.)の実力派俳優が演じ分ける。また、音楽は気鋭の尺八演奏家で多くの舞台音楽の作曲でも知られる藤原道山が手掛ける。
世知辛い現代を生きる幅広い世代の方に、笑って怒って共感してすっきりしていただきたい。そして、明日を信じていける……。そんな作品の誕生を目指している公演となっている。

佐藤愛子(さとう・あいこ)
大正12年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、昭和54年『幸福の絵』で第18回女流文学賞、平成12年『血脈』の完成により第48回菊池寛賞、平成27年『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。エッセイの名手としても知られ、近著に『孫と私の小さな歴史』や『それでもこの世はわるくなかった』がある。
撮影:楠聖子
撮影:楠聖子
『九十歳。何がめでたい』 (小学館刊)
『九十歳。何がめでたい』 (小学館刊)

石井ふく子 コメント


“九十歳 花ざかり”
佐藤愛子先生の『九十歳。何がめでたい』を拝読致しまして、胸に感動がジーンとせまりました。そして、同じ時代を生きてきました私の心の支えとなるような素晴らしいご本だと感じ入りました。そして、女優の三田佳子さんも、「大勢の皆さまにこの感動を是非とも舞台でお伝えしたい」と先生に願われ、上演の許可をいただかれたのでした。
私は、この三田さんの情熱と行動力に朗読劇の演出を、二つ返事でお引き受け致しました。舞台には、井上順さん、石野真子さん、そして高田翔さんの、素敵なお仲間がご協力下さり、花を添えて下さいます。佐藤愛子先生と三田さん、お二方のパワーに負けぬよう、私も懸命に演出をさせて頂きます。この舞台をご覧になられましたお客様方が、ますますお元気になられますように!

三田佳子 コメント


大好きな佐藤愛子先生。1969年の直木賞受賞作『戦いすんで日が暮れ て』に出会った頃、私は女優として忙しく過ごしながらも、まだ若かった。人生の機微やその奥深さを、きっと今ほどに見てはいなかったでしょう。 しかし、主人公のぶれない芯の様なものに強く惹きつけられました。そして 「この主人公を演じたい!」と、思ったのです。その思いは、先生の著作を読ませていただくたびに、膨らみ続けました。 激しい怒りや悲しみをも覆いつくす情味とユーモアは万人が憧れる「愛子 節」の小気味よさ。颯爽と前を向き、挑み続ける気風は、私が求める在り様そのもの。作品だけでなく、日頃の愛子先生のお言葉にも、私自身が強く「共鳴」 するのです。 『九十歳。何がめでたい』を手にしたとき、そう言い切る先生の気迫に、胸がすく思いがしました。70代も後半となった今の私だからこそ「この愛子先生を 演じなければ」と……そうか! 私は『戦いすんで日が暮れて』の時から今日まで、愛子先生になりたかったんだ! そして即座に、もう一人の大好きな先生に電話をかけていたのです。90代 を軽やかに生きる石井ふく子先生。私の思いを受け止め、ついに作品として具体化してくださいました。もちろん石井先生の演出が、ただの「朗読劇」におさまるはずはありません。 素敵な共演者とともに、私も2人の先生のパワーに心して挑まなくては。痛快な笑いと涙の『九十歳。何がめでたい』 。どうぞ劇場でお楽しみください。

井上順 コメント


ユーモアたっぷり、情が満載の佐藤先生の本。そして、愛情溢れる石井先生の演出。間違いなく面白いに決まってます。舞台が終わった後、きっと皆様の心の中には、温かいぬくもりが宿っていると思います。それでは、劇場でお会いしましょう!!

石野真子 コメント


石井ふく子先生に朗読劇のお話しを頂いて、しかもそれが、笑いうなずきながら爽快感に包まれ、あっという間に読んでしまった、佐藤愛子先生の大好きは作品。わくわくする公演です。明治座で初舞台をふませて頂いたのも石井先生です。初めての大河ドラマで妹として共演させて頂いたのは三田佳子さん。このご縁に感謝です。

高田翔(ジャニーズJr.) コメント


石井ふく子先生には17歳の時から『居酒屋もへじ』というドラマでお世話になりました。その石井ふく子先生の演出で舞台に出させていただくことになり、大変嬉しく思っています。今回は大先輩の方々とお芝居をご一緒させていただけるということでとても楽しみにしています。皆さんから色々なものを吸収させていただき、楽しく演じられたらと思います。

当記事はSPICEの提供記事です。

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