すべての答えが「回文」のクイズ大会を開いてみた

Excite Bit コネタ

2018/6/19 11:30



回文とは「トマト」「竹やぶ焼けた」のように、上から読んでも下から読んでも同じ語句や文章。日常でも目にしやすく、作るのも楽しい言葉遊びです。

そんな回文だけが回答となるクイズイベントが行われたのでレポートします……というか、実は筆者が主催でありました。(書くたい!全部自分。贅沢か!)この記事内にもたくさんの回文を仕込みましたよ!

会場は下北沢の「謎解きcafeスイッチ」。謎解きイベントの実施やグッズの販売もしているカフェで、過去にも多くのクイズイベントを開催しています。







当日は20人以上が参加し会場は満員。回文作るのが好きな方、クイズが得意な方、中には「ネタとして面白そう」という方もいらっしゃいました。

「クイズまず行く」 誰でも遊びに行けるクイズイベント
まずは文字数とシチュエーションの説明をヒントに回文を当てる「ドラマクイズ」から。



最初は写真もわかりやすく「ロフトと風呂」のように6文字と短め。

しかし徐々に難度もあがり、最終的には19文字に進化。



便箋にひらがなで、暑い季節のやるせなさと虫を拳に入れた旨が書かれたスライド。その手掛かりだけで「かなの手紙、切ない夏。蝉が手の中」と正解を出す解答者もいて、称賛の声が漏れていました。





別のコーナーでは、「蛸」「竜」「炬燵」の絵を並び替えて回文にするといった、お気軽に遊べる絵並べのクイズも出題。



組み合わせだけでなく、回文にするための解読力・発想力もカギとなります。(問題の正解は、「コタツ」「タツ」「タコ」)

なお上級編では6つの言葉を並び替えます。



正解となる回文はなんと「リス」「クラブ」「雨乞い」「山菜」「ごま油」「薬」で、21文字の長文でした。

「いやはや速い!」 回文で早押しクイズが進化?


またテレビ番組でおなじみの早押しクイズも実施。普段使っている単語もクイズになると歯ごたえが倍増します。

・Q:『ドラえもん』のガキ大将・ジャイアンの実家は雑貨屋ですが、『キテレツ大百科』のブタゴリラの実家は何屋でしょう? 
⇒A:「八百屋(やおや)」

・Q:FIFAランキング6位。今回のW杯では初戦でブラジルと対戦する国はどこ? 
⇒A:「スイス」

また「ひらがなにして逆さまになる言葉」以外にも、「山本山」「EVE」のように、漢字や英語表記が回文のクイズも出題。

・Q:今日は水曜日ですが4日後は何曜日? 
⇒A:「日曜日」

問題は簡単なのに、回文を意識しすぎると逆に気づきにくく難しくなることも。このように硬軟さまざまな問題がありましたが、参加者の中にはクイズ番組への出場経験がある方もいて誰かが確実に正解する展開。さらに回文という条件を逆手にボタンを押すタイミングが速い!



・Q:花言葉は、私のすべてをあなたに……
⇒A:「なずな」

・Q:トントントン、ツーツーツー、トントントン…(…というモールス信号で表される救助信号)
⇒A:「SOS」
(……というモールス信号で表される救助信号)

・Q:東京メトロの駅で…(…駅番号「T-17」は葛西ですが「T-16」は何駅)
⇒A:「西葛西」(にしかさい)

ただし、早とちりは禁物。「東京銘菓…」で「ごまたまご」と思ったら「ナボナ」だった。または、「寝つきとキツネ」という回答と思ったら、「砧とタヌキ」だった(?)といやらしい罠も仕掛けられていました。

「嘘っ! 破格な句か、発想」 みんなで回文を作って観賞しよう
また途中には俳句の句会のような「回文会」も開催。表示された写真から発想を広げて、各自ひとつ回文を作ります。





制限時間も7分と短く、即興では難しいかなと思っていましたがどれも力作! 長い回文も多く、書き写すだけで予定時間をオーバーするほどでした。



色鮮やかな大小さまざまのトマトや野菜が並ぶ市場の写真を見て、参加者が作った回文がこちら。

・冴えねえ ミニトマト でこぼこで トマトに見えねえさ
・たくさん仕込んだトマト 断固新作だ
・快晴よ。中、居並ぶ根こそぎ底値、降らないかな? 良い青果
・なんか わかんな

なお採点はせず各自が好きな回文に投票する形式としました。これらの力作、これだけでももっとじっくり観賞するイベントになりそうでした!

そしてここまでの結果でファイナリスト3人が決まり、決勝戦!



さらに難問は増えますが、「ツバと蜜と『罪と罰』」「脱衣都々逸だ」(どんな問題だ……)などの正解に、会場からは拍手と「名勝負」との声があがります。

接戦を制したのは、やましたさん。「いぇい!」という優勝者コメント、会場からは「わたし負けましたわ」のコールと、終始回文尽くしでした。(ちなみに、優勝賞品もトマト、オレオ、ねるねるねるねと回文にちなんだもの)。



「回文進化で感心、Vか」 多彩に遊べる回文
後半は勝敗関係なく、各自がやりたい回文クイズを存分に体験。





中でも画面は出ず口頭でシチュエーションを聞くだけの「ドラマクイズ・早押し」が大盛り上がり。

・Q:ネットオークションってお得やねん。特にええのがYahoo!やな。値段の割引があるんや。
⇒A:「ヤフオク、価格OFFや」

・Q:『秘密のケンミンSHOW!』、今日は全国の織物を集めました。これは京都の西陣織……
⇒A:「反物見るみのもんた」

「参加せず見るだけでも楽しかった」「謎かけみたいに、答が出るたびにスッキリしました」との感想をもらい無事に終了。実は演劇関係者とコラボして観劇風に出題という構想もあったのですが、それはまたいつか。

自由な発想の回文と、正解を求めるクイズ。一見相反しそうでしたが、何でもアリの柔軟性、回文であるがゆえのクイズの面白さ、そして何より回文が元から持っている「言葉遊びの楽しさ」が盛会の要因だったと思います。回文でできることの可能性は、まだまだ無限大だなあと感じることができました。



おわり。Wow(ワオ)!

(高柳優/イベニア)

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