サルより反省できない!? 「日光さる軍団」の“泥沼”未払い訴訟が、ようやく和解も……

日刊サイゾー

2018/6/17 21:00


 猿回しで人気の「日光さる軍団」が、演出家から起こされていた報酬の未払い訴訟で「和解」していたことがわかった。

東京地裁が昨年末に認めた和解決着では、被告となった軍団運営の株式会社おさるランドが、原告の演出家に対し、230万円の支払い義務があることを認めたもの。今年12月までに分割で200万円を支払った場合は、残り30万円の債務が免除される。

日光さる軍団はかつて閉鎖された類似のテーマパークに代わって2015年4月、栃木県日光市に「日光さる軍団劇場」を新たにオープン。その際、この演出家に音響や大道具、ビデオ制作など多数のコーディネートを総括的に依頼したが、過去にもあった未払い分160万円を含む、約500万円の報酬を約束していた。しかし、それが支払われずに訴訟が提訴されていたものだった。

軍団は他にも過去、似たような訴訟を起こされており、デザイナーの男性が約300万円の支払いがないとして、自身がデザインしたロゴやポスターなどの使用を差し止める仮処分の申し立てをしたこともあった。

「支払いがなくてデザイナーがお金に困っているのに、軍団の村崎太郎が夫婦でハワイ旅行に行っていたらしく、なお周囲を怒らせていた。結局、デザイナーが起こした訴訟では軍団側が一部の支払いをすることで和解したようでした」と事情を知る関係者。

今回訴訟を起こした演出家は数々の映画や舞台のほか、高島忠夫のディナーショーや、市川猿之助の歌舞伎イベント、水野真紀や斉藤慶子が主演のサスペンスドラマなどを手掛けてきたベテランで、村崎氏とは1990年代に仕事をした際の未払いがあったため、それを清算する約束で仕事を引き受けたと主張。2015年、その報酬を決める席で、「率直に言います。成功報酬300(万円)ぐらいで考えています」と言い、未払い160万円についても「ちゃんとお払いしましょう、早めにね」と発言していたことが録音テープで提出された。しかし、その約束が守られず、軍団側は「過去の未払金について別会社の取引」とも反論していた。

軍団の事業は過去、太郎倶楽部や次郎おさるランド、村崎興業などの会社が続々と作られて引き継がれており、確かに会社は変わっているのだが、演出家はこれらを村崎氏による同一の支払元と主張して法廷で争われた。

「驚いたのは、その法廷で、村崎さんが『2,000万円もの成功報酬を支払わないとマスコミに言うぞと脅された』なんて反論していたこと」と関係者。そんな事実があるなら、恐喝事件に発展しそうだが、軍団側は昨春、「過去160万円分の未払いを諦めるなら、80万円を支払う」という和解案を提示していたという。

「160万円の未払いを返済するというから受けた仕事なのに、その160万円より安い金額での和解案ですから、さすがに演出家は怒って突っぱねたんです」(同)

さらに法廷では過去、劇場の支配人を務めたことがある村崎氏の兄が、弟ではなく原告側の主張に沿った陳述書を出す一幕もあった。結局、200万円の支払いをする和解で決着したが、子どもたちが大好きな猿回しエンターテインメントに似合わない紛争だった。

関係者は「猿だって反省ポーズをするんですから、二度とこうしたトラブルを起こさないで運営していってもらいたい」と話している。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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