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幻の絵日記刊行 フジコ・ヘミング14歳の夏休み

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 「人生って、うまくいかなくても、そんな人生のほうが素敵じゃないかしら。幸せって、雲の彼方にはない。自分でつくるものだから」と語るのは、世界的ピアニストのフジコ・ヘミングさん。食べもの、家族、ピアノの練習、お裁縫やおしゃれ…。終戦翌年の1946年、14歳のフジコさんがていねいに美しくつづった絵日記『フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記』(暮しの手帖社・東京)が、6月下旬に発売される。

ピアノだけでなく、何に対しても一生懸命だった少女フジコさん。食糧不足の中で手に入れたジャガイモを使い、“ザブトン焼き″なる料理を考案したり、小さくなったジャケットを肩かけかばんにリメイクしたり。さらには、薄くお化粧をして学校へ行くおしゃれな一面、弟ウルフとの愉快なエピソード、母上が縫ってくれたブラウスの話など、永遠の少女、フジコ・ヘミングの原点がこの絵日記にある。

また、絵日記には描かれなかった当時の心情のインタビューや、パリの自宅の写真、母上から譲り受けた大切な楽譜、ショパン「バラード第1番」なども収録されている。

16日公開のフジコ・ヘミングさん初のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』では、フジコさんの少女時代を紐解く、大事な存在としてこの日記が登場している。

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