黒柳徹子の人生観がすごい 「涙が止まらない」「勇気をもらった」と称賛相次ぐ

しらべぇ

2018/6/14 09:00


人生にはいくつもの選択肢が存在する。「あのとき、ああしていれば…」と、後悔が残ることもしょっちゅうではないだろうか。

そんな「人生の選択」について、ベテラン司会者、黒柳徹子(84)の人生観が「すごい」と話題になっている。

■「結局、私は仕事を選んだ」


ニューヨークに、留学していたときに、住んでた私の部屋の写真。 大きいワンルームを、自分なりに仕切るスタジオという形式のアパート。 お芝居を勉強するために、ここに一年住んでいた。 私が座ってる場所は、ベッドと対角線になっているところにあって、このアームチェアのうしろは、大きい窓になっている。 カーテンの端が、ほんの少し左に見えるところを見ると、記憶は、確かだと思う。 お化粧をするときは、いつも、このアームチェアを鏡の方に向けるけど、たまにこんな風に向きを変えて、部屋全体が見えるようにして、考え事をしてたこともあった。 目の前には、暖炉もあった。 アメリカらしく、大きいアームチェアで、私が座ると、小さく見える。 でも、本当は、こんな風に静かに座って、ものを考えるという時間は、ほとんど無かった。 演劇学校には、毎日のように出かけたし、夜は夜でお招かれディナーで、急いで支度をしなくちゃならないし、引き込み線に入るつもりで仕事を、一年休んで将来を考えるのも悪いことではなかった。 女優の山岡久乃さんが「私なんかは、養わなきゃならない家族があって、そんなこと出来ないけど、あなたは身軽で出来るんだから、ゆっくりしてらっしゃい。」と言ってくださった。 沢村貞子さんは「いいね、休んどいで。でも、私は、2年は長いと思うよ、日本の芸能界は、待ってくれても1年だと思うよ!」と言った。 私は、居心地の良さに2年でもいいのかなぁ?と、心の中で思っていたけど、1年後にテレビ朝日から、突然電話があって、新しく始まる「ニュース・ショー」のメインの司会者になって欲しいという依頼だった。 それまで日本では、番組メインの司会者は、全て男性で女性は隣に立っている存在。制服のように、みんなが、白いブラウスに紺のタイトスカートのようなものを、着ていた。 たまに「えぇ」と言ったり、「ニコリ」と微笑んだり、というくらいだった。 しかも、テレビを見ている女性に、反感を持たれないように、たいがい抜擢される女性は、主婦か、主婦の経験のある人に限られていた。 私は、そのどちらにも当てはまらなかったので、「ダメだと思う」とテレビ朝日の人に言った。 すると、電話の向こうのテレビ朝日の人は、「だからお願いしているんです」と!! 「世の中、変わってきているんです。あなたみたいに独身で、ニューヨークへ行ったりして、自分の世界を持っている人の感覚が必要なんです。あなたに好きにやってもらいたいと、僕達は考えているんです」との電話だった!! 私は、考えた。 「あと一年、ここにいて楽しい暮らしをするのは確かに魅力的。でも、所詮仕事に戻るなら、新しい分野で仕事をしてみるのもいいかもしれない。」 1973年秋に、私は、日本に向けて飛び立った。 その時、別れが辛かった人も、居なくはなかった。 結婚も申し込まれたりもしていた。 でも、結局、私は仕事を選んだということになるのだろうか。 将来を考えて。 38歳の私です。

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13日、黒柳は自身のインスタグラムに、黒柳がニューヨークに留学していた、38歳のときの写真をアップ。お芝居の勉強をするために、1年間、住んでいたアパートで撮影されたものだという。

黒柳は投稿で…

「一年休んで将来を考えるのも悪いことではなかった」

と当時を振り返る。演劇学校に通う毎日は忙しなく進むものの、居心地はよく、当初の予定より、もう1年、ニューヨークにとどまろうと考えていたようだ。

そんなおり、テレビ朝日から、新しく始まる番組のメイン司会者に抜擢された黒柳。当時は番組のメイン司会を務めるのは男性で、女性はその隣で「立っている」だけという役割。さらに、主婦の経験がある女性に限られていたので、一度は断ったという。

しかし…

「あと一年、ここにいて楽しい暮らしをするのは確かに魅力的。でも、所詮仕事に戻るなら、新しい分野で仕事をしてみるのもいいかもしれない」

と決断し、日本へと帰国したようだ。そして、ニューヨークには、黒柳に結婚を申し込む人がいたにもかかわらず、仕事を選んだということも明かした。

■「涙が止まりません」


黒柳の人生観に関する投稿には、「涙が止まらない」「背中を押された」と称賛のコメントが相次いでいる。

「徹子さん、私も仕事を選び続けて、たまに小さく座って将来を考えている38歳です。こうしたお話を聞くと、こわばってしまいそうな気持ちが、とても柔らかくなります」

「涙が止まりません。固定観念に縛られなかった、すべての先人に敬意の涙なのか、自分を鼓舞するための涙なのか…」

「私は今、38歳です。遅いかもしれませんが、来年やりたいことに挑戦しようとしています」

■結婚よりも仕事を選んだ人生は?


しらべぇ編集部では、全国20~60代の未婚男女692名を対象に「孤独死」についての調査を実施。「将来『孤独死』するかもと思う」と答えた30代の女性の割合は、58.4%という結果になった。 (©ニュースサイトしらべぇ)

「孤独死」は大げさだとしても、結婚を選ぶか、仕事を選ぶかは、人生の大きな選択だということは間違いないだろう。30代のおよそ半数の割合の人が「孤独死」を不安に感じていることを考えると、結婚よりも仕事を選んだ黒柳の覚悟は相当なものだったにちがいない。

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(文/しらべぇ編集部・野瀬 研人

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の未婚男女692名(有効回答数)

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