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『シグナル』最終話は、ご都合主義のオンパレードで混線の末、衝撃のぶん投げラスト!

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 坂口健太郎の初主演連続ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)の最終回が12日に放送され、平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.9ポイントアップとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 2000年に起きた女子高生集団暴行事件で、兄・亮太(神尾楓珠)が濡れ衣を着せられ、その結果、自殺で失ってしまったという暗い過去をもつ三枝健人(坂口)刑事。しかし前回、亮太は実は他殺だったということを知り、“過去とつながる無線機”を使って、当時の世界を生きる大山剛志(北村一輝)に助けを求めました。

そして今回、その続きからとなったのですが、大山は一歩及ばず、すでに亮太は殺されてしまったあとでした。しかし、現場に残されたコップには、亮太のものではない微量の血液が見つかり、警視庁捜査一課の刑事部長・中本慎之助(渡部篤郎)が怪しいと睨んだ大山は、中本のタバコの吸い殻をこっそり盗み出し、DNA鑑定に回します。

一方、18年現在に生きる健人も、上司の桜井美咲(吉瀬美智子)とともに、中本の悪事を暴くべく捜査を開始。中本と裏でつながっていたものの、今は逆に命を狙われ逃走中の身である元暴力団員・岡本紀夫(高橋努)と接触を試みます。

ところが、この動きを察知していた中本が殺し屋を手配し、岡本は射殺。健人も腹部を撃たれ、救急車で搬送されてしまいます。意識が薄れていく中、健人が心配するのは大山の身。本来のタイムラインでは、大山は谷原記念病院で、中本の右腕である岩田一夫(甲本雅裕)に射殺されてしまうことになっているのです。

実は前回、例の無線機を使い、美咲が大山に「谷原記念病院へは行くな」と忠告。しかし、正義感の強い大山は見過ごすことができず、谷原記念病院へと向かいます。そして案の定、岩田につかまり、命の危険にさらされてしまうのです。

ただ、大山は病院へ向かう前、部下にメモを残していたため、駆け付けた彼らに救助され、一命を取り留めます。

一方、救急車で搬送中だった健人は絶命。目を覚ますとそこは見知らぬ部屋で、自分の名刺を見ると、未解決事件捜査班の刑事から地域課の警察官に肩書が変わっていることに気づきます。つまり、無線機によって過去が変わったことで、健人の人生にも変化が生じたのです。

しかし大山は、中本殺害事件の重要参考人とみなされ失踪。事情は異なるものの、行方不明という事実は以前と変わらないのでした。

そんな中、健人は、大山から郵送されてきたという封筒を母・美紀(高野志穂)から受け取ります。そしてその中には、中本と衆議院議員・野沢義男(西岡徳馬)の癒着関係の証拠となるフロッピーディスクと、彼らの悪事を暴いて欲しいという旨が書かれた手紙が入っているのです。

封筒の消印を頼りに龍宮岬を訪れる健人。車を運転するシーンに、「諦めない限り未来は変わる」という健人のナレーションが挿入されます。そしてそこへ、真っ白な光に包まれた部屋で大山がベッドから起き上がり、窓辺に立ってカメラを振り返る、という清純派女性アイドルグループのMVの一場面のような、フェアリー感あふれる映像がかぶります。

なんじゃこりゃ、と思いつつ見ていたら、ここでまさかの終了。え、終わり!? 一瞬、我が目を疑い、そして次に、今回が最終回という我が認識を疑ったのですが、まぎれもなく今回がラスト。あまりのぶん投げっぷりに、しばらく絶句してしまいました。

いや、狙いはわかるんです。名作ドラマや映画などには、余韻の残る素晴らしいラストがつきもの。「主人公たちの人生はこの後、どうなってしまうのだろう」と、視聴者に想像を喚起させるようなシーンですね。

ただ、このドラマに関しては、“過去とつながる無線機”というミステリー要素があるんですよ。この超常現象を説明するのは無理でしょうけど、「いやぁ、あれは何だったんだろうね」と、健人と大山が語り合うなり何なり、何かしらのフォローは必要だったのではないでしょうか。

それと、その無線機でのやりとりが、今回はこれまでにも増して混線模様でした。谷原記念病院を訪れた大山が、第1話で無線機を発見したばかりの健人と通信していたりと、時間軸がごっちゃごちゃでワケがわかりません。

で、過去が変わったことで現在に変化が生じても、健人だけはなぜか以前のタイムラインの記憶が残っているんですよね。今回に限ったことではなく、このドラマは総じてご都合主義のオンパレードでした。

まあ、でも、時空を超えて通信できる無線機をストーリーの主軸に置いてる時点で、突拍子もなく都合がいいドラマであって、それを指摘したら元も子もなくなってしまうんですけどね。ただ、無線機以外の部分ではリアリティーを追求して欲しかったな、というのが全話を振り返っての感想です。

しかし、主演の坂口が回を追うごとに成長を見せたことは、演劇業界にとって大きな収穫だったのではないでしょうか。大山役の北村も熱演を披露していただけに、今度は無線機抜きで、単純にバディものが見てみたいな、という気もします。ラストシーンをぶん投げてしまったため続編は難しいでしょうが、フジテレビ版“相棒”に期待します。
(文=大羽鴨乃)

外部リンク(日刊サイゾー)

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